この記事では、「縁の下の力持ち」と「内助の功」の違いを分かりやすく説明していきます。
「縁の下の力持ち」とは?
縁の下の力持ちとは、人に見えないところで他人や組織のために力を尽くしたり苦労したりすることをいいます。
また、そういった人のことを指す場合もあります。
脚光を浴びることはないけれど、重要な役割を果たす人を表しています。
昔は他人のために陰で苦労して報われない人を指す言葉で、ネガティブな意味で用いられていました。
現在は裏方の仕事が重要視されるようになっており、称賛する意味で用いられるのが普通です。
「内助の功」とは?
内助の功とは、身内の活動を陰から支えることやその功績のことをいいます。
家庭において外で働く夫を支える妻の功績を表しています。
内助の功の「内助」は、内部からの援助を表す言葉で、夫に対する妻の協力という意味があります。
「縁の下の力持ち」と「内助の功」の違い
縁の下の力持ちも内助の功も、他人を支えるために力を尽くすことを表しています。
縁の下の力持ちは会社やチームなど団体のために働くことを表すことが多いです。
内助の功は身内のために働くことを指す言葉で、特に妻が夫のために働くことを表します。
「縁の下の力持ち」の例文
・『この仕事は目立つ職種ではないけれど、なくてはならない縁の下の力持ちのような存在です』
・『彼はこの会社の縁の下の力持ちです』
・『私は地道にコツコツと働く縁の下の力持ちのような仕事が向いています』
「内助の功」の例文
・『無事に定年まで勤めあげることができたのは妻の内助の功のおかげです』
・『奥様の内助の功があってこそですね』
・『内助の功といえば山之内一豊の妻が有名です』
まとめ
縁の下の力持ちは人に見えないところで他人や組織のために力を尽くすことで、内助の功は身内の活動を陰から支えることです。
会社やチームなど団体において力を尽くすことを表すことが多いのが縁の下の力持ちで、夫のために妻が力を尽くすのが内助の功になります。