この記事では、「アップルサイダー」と「シードル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アップルサイダー」とは?
林檎をすった汁を醸造して、炭酸を入れたものを“Apple cider”「アップルサイダー」といいます。
砂糖や添加物は極力避けて、天然の果物の味を大切にして作る体に優しい飲み物を指すのです。
香料や色も加えていない飲み物であり、原産国はカナダや米国といった林檎をよく使う国民に親しまれています。
密が多い林檎は甘さが際立ち、林檎の味がしっかり感じられる飲み物となり、中には濾過したジュースよりも濃厚な味が飲めるのです。
「シードル」とは?
りんごを原料として製造されたスパークリングワインを「シードル」といいます。
元々は林檎を丁寧に醗酵してお酒にしたもので、海外では葡萄のお酒と同様に古くから作られていました。
ただ、米国ではお酒が入っていない林檎の飲み物を“cider”というところから、「アップルサイダー」と呼ぶようになったのです。
反対に、フランスに近い英国ではアルコールが高いものを「シードル」と呼び、親しまれています。
このアルコールの度数は高くても8度ほどで、ワインよりも飲み安く、辛口から甘口まで揃い、発砲するものも出回っているため自分好みを選べるのです。
「アップルサイダー」と「シードル」の違い
ここでは「アップルサイダー」と「シードル」の違いを、分かりやすく解説します。
林檎100%にしっかり醸造して作った飲料が「アップルサイダー」です。
原料は林檎で砂糖も加えず、濾過もしていない天然の飲み物に、クローブやシナモンを入れてまた違った味に仕上げるのもおつな飲み方になります。
冬は暖めた「ホットアップルサイダー」がよく飲まれていて、生姜やみかんを加えて作るのです。
もう一方の「シードル」はフランス語でサイダーという意味で使われています。
ここから日本ではりんご酒を「シードル」と呼び、バーで提供しているのです。
まとめ
林檎を原料に使っている飲み物ですが、お酒が入っているか入っていないかの違いがあります。
国によって使い分けがされていますので、そこに注意して比較しましょう。
