この記事では、「オリーブ」と「カーキ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オリーブ」とは?
「オリーブ(Olive)」とは、果実が食用に利用されているモクセイ科の樹木のことです。
また色の名前にも利用されています。
「オリーブ」の主要な産地は地中海沿岸で、果実は塩漬けやオイル漬けなどにして食用に、種子はオリーブオイルに利用されています。
また、未熟な果実のような緑色がかった暗い黄色は「オリーブ」色と呼ばれています。
RGBカラーは128, 128, 0で表記され、似ている色には「うぐいす色」や「国防色」などがあります。
「カーキ」とは?
「カーキ(Khaki)」は、土ぼこりを意味する色の名前です。
土や泥の色よりも淡い褐色を指し、RGBカラーでは195, 176, 145と表記されます。
ただ、実際には単一の色を指す名前として使用されていないため、色によってはベージュ、だいだい色、「オリーブ」色に近いものなど「カーキ」と呼ばれる色は多岐にわたります。
泥で布を染めたような色合いは軍服に採用されることも多く、軍隊を暗喩する用語として使われることもあります。
「オリーブ」と「カーキ」の違い
「オリーブ」と「カーキ」の違いを、分かりやすく解説します。
「オリーブ」と「カーキ」は、どちらも色の名前に使われる用語です。
どちらもアースカラーと呼ばれる褐色系の色で、互いに色のニュアンスが似ているために混同されることが多くなっています。
また、「カーキ」の色は単一ではないことから、広義には「オリーブ」も「カーキ」に含まれることがあります。
厳密には、「カーキ」とは土ぼこりのような淡い褐色のことで、「オリーブ」は「カーキ」よりも緑色の要素が強く、暗い色調になっているところが異なっています。
まとめ
「オリーブ」「カーキ」などのアースカラーは、実際に採用されている色によってニュアンスが異なることも多いです。
ファッション、カラーリングなどで色を選択する場面では、色の名前だけで決めるのではなく色合いを目視で確認したほうがよいでしょう。