この記事では、「カリマンタン」と「ボルネオ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カリマンタン」とは?
「カリマンタン」とはインドネシアの領土がある東南アジアの島です。
世界で3番目に大きな島であり、インドネシア以外にもマレーシアとブルネイも同じ島に領土を持っています。
国が違うと同じものでも呼び名が異なることはよくあることですが、「カリマンタン」という名前もインドネシアでの呼び方であり、マレーシアとブルネイでは「カリマンタン」と呼びません。
そのため同じ島のインドネシア領地を指す言葉としても使われます。
「ボルネオ」とは?
「ボルネオ」とはインドネシアとマレーシアとブルネイの領地がある東南アジアの島です。
先述した「カリマンタン」と同じ島でありその別名になります。
元々この島の北半分はブルネイの領土であり、ポルトガル人が渡来した時に教えたブルネイという名前がなまって伝わり、結果として「ボルネオ」と呼ばれるようになりました。
ただし現在はインドネシアが独立時に公式名とした「カリマンタン」と呼ぶ国のほうが多くなっています。
「カリマンタン」と「ボルネオ」の違い
「カリマンタン」と「ボルネオ」の違いを、分かりやすく解説します。
インドネシアが公式名と定めた呼び方が「カリマンタン」で、それまで世界的に使われていた呼び方が「ボルネオ」です。
「カリマンタン」はインドネシアで昔から使われていたその島の呼び名が由来で、「ボルネオ」はポルトガル人がブルネイという名を広める際になまってしまったのが由来になります。
また現在では「カリマンタン」はその島のインドネシア領を指す言葉としても使われますが、「ボルネオ」は島全体を指す言葉です。
まとめ
同じ島を指す言葉ですがインドネシアが独立する時に正式名と定めたのが「カリマンタン」、それまで広まっていた名前が「ボルネオ」です。
基本的に土地の名前は当事国が正式な呼び名として定めた名前で呼ぶのが通例ではありますが、「カリマンタン」は島内のインドネシア領だけを指す言葉として使われることもあるため、今でも島全体のことだと伝えたい時には「ボルネオ」という呼び名が使われることもあります。