「パブロン」と「バファリン」はいずれも市販薬の一種ですが、意味が異なるため区別して認識しておく必要があります。
この記事では、「パブロン」と「バファリン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パブロン」とは?
「パブロン」は「風邪薬のブランドの一種」で、「大正製薬」によって販売されています。
もともとは咳き止め薬としてスタートし、「パブロン」という名称は英語で「全て」を示す“pan”と「気管支炎」を示す“bronchitis”を組み合わせて誕生したといわれています。
「バファリン」とは?
「バファリン」は「鎮痛剤、解熱剤のブランドの一種」で、「ライオン株式会社」によって販売されています。
「バファリン」という名前は「緩和するもの」を示す“buffer”と「アスピリン」を示す“aspirin”を組み合わせた造語で、「胃に優しいアスピリン」という意味があるとされています。
「パブロン」と「バファリン」の違い
「パブロン」と「バファリン」の違いを分かりやすく解説します。
「パブロン」は「大正製薬によって販売されている風邪薬のブランド」を意味し、喉の痛みや咳、鼻水といった風邪の症状への作用が期待できます。
「パブロン」には、発熱や喉の痛みを鎮めるアセトアミノフェンや淡を出やすくするプロムヘキシン塩酸塩などが配合された「パブロンS」、喉に付いた原因物質の排出をサポートするグアイフェネシンなどが配合された「パブロンゴールド」などの種類があります。
一方、「バファリン」は「ライオン株式会社によって販売されている鎮痛剤や解熱剤のブランド」を意味し、頭痛や生理痛、腰痛、咽喉痛といった痛みの症状を緩和したり、熱を下げたりといった作用に期待できます。
「バファリン」は、鎮痛成分であるアスピリンが配合された「バファリンA」や、痛みの元となる物質の生成を抑制するイブプロフェンと痛みの伝達に働きかけるアセトアミノフェンなどが配合された「バファリンプレミアム」をはじめ、症状や用途に応じて様々な種類がラインアップされています。
まとめ
「パブロン」は「市販の風邪薬の一種」を示し、「バファリン」は「市販の鎮痛剤、解熱剤の一種」を示します。
双方とも様々な種類があり、症状や用途、年齢などによって使い分けることが可能です。
ぜひ健康や市販薬に関する言葉の違いを知る参考にしてください。