「事務」と「庶務」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「事務」と「庶務」の違いとは?言い換え

この記事では、「事務」「庶務」の違いを分かりやすく説明していきます。

「事務」とは?

「事務」とは、会社などで書類を作成したり整理したりすることやそういった作業をする職業のことをいいます。

現在はパソコン等で作業をするのが一般的です。

会社によってその内容は微妙に異なっており、電話応対や来客対応などが含まれたりもします。

また、細かく分けると経理を主に行う経理事務や営業活動に携わる営業事務、病院など医療機関で行う医療事務、輸出や輸入に関わる貿易事務など色々あります。

また、事務は事務職だけがやるというわけではなく、他の職種の人が事務を行ったりもします。

例えば営業職は顧客と交渉したり、企画を提案したりする職業ですが、そのための資料を準備したり商談した内容をまとめて報告したりする場合に事務作業を行います。

「庶務」とは?

「庶務」とは種々雑多な事務のことをいい、事務作業全般を行う職業のことをいいます。

庶務の「庶」には「もろもろの、いろいろな」という意味があります。

その業務内容は様々で、書類作成やファイリング、電話応対、備品管理など多岐にわたります。

小口の現金を管理したり、郵便物を振り分けたりすることもあります。

会社やその部署に所属する人が、気持ちよく働けるように環境を整えるのが仕事になります。

「事務」と「庶務」の違い

事務は「書類を作成したり整理したりすること」で、庶務は「種々雑多な事務のこと」をいいます。

そのため庶務は、「事務の一種」といえます。

事務は書類作成をメインに行う職種で、庶務は雑用と呼ばれる業務を幅広く担う職種というイメージもあります。

その業務内容は、明確に区別されているわけではありません。

規模の大きな会社だと、庶務課といった部署を設けていることもあります。

まとめ

「事務」は書類を作成したり整理したりすることを指しており、「庶務」は種々雑多な事務のことをいいます。

庶務は事務の一種になります。