「器」と「椀」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「器」と「椀」の違いとは?言い換え

この記事では、「器」「椀」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「器」とは?

食べるため調理した料理を盛り付ける道具を「器」【うつわ】といいます。

大、中、小皿まで大きさは色々あり、深さがある深皿、つまみを盛り付ける小鉢など「器」にも料理により使い分けられるのです。

ここから人を受け入れられるだけの度量があるとき、「あの人は器が大きい」と褒める気持ちを込めて使います。

このような人は細かい部分に拘らず、相手の失態も器のような大らかさで受け止めてくれるのです。

「椀」とは?

味噌汁やお吸い物などの汁物をよそって飲むとき使うものを「椀」【わん】といいます。

蓋付きの「椀」は冷めにくく、埃が入らないのが利点です。

素材としては軽く、熱い汁を入れてもヒビが入りにくい木製が一般的で、色は上品な黒内朱や艶やかな朱などが主流になります。

また、漆を塗った伝統的なものから電子レンジで使える強化プラスチック素材も人気です。

「器」と「椀」の違い

ここでは「器」「椀」の違いを、分かりやすく解説します。

大きさや深さにより合う料理を盛り付ける陶磁製を「器」といいます。

ここから小さいことを突くのではなく、大きな度量でしっかり失態も受け止めてくれる人の度量を表すのです。

また、能力が備わっているといった意味でも使われています。

もう一方の「椀」は熱い汁を入れても片手で持ちやすい木製を採用しています。

大きさは直径が12cmの四寸から飲み口が広めの3寸9分、片手で持ちやすい3寸8分など色々な形状を○寸○分で表示するのが「器」と違う点です。

「器」の例文

・『日本製の器は作りが繊細で、持ちやすいのが人気だ』
・『彼は子供が苛められても怒らないほど大きな器がある男だ』

「椀」の例文

・『木のぬくもりが楽しめる摺り漆の木目椀がお洒落だ』
・『飲みやすい縁が外側の羽反椀は気品がある』

まとめ

食べるときに使うものを2つ取り上げましたが、どういったものがあるか店や画像で比較してみるといいでしょう。