「通常」と「普段」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「通常」と「普段」の違いとは?言い換え

この記事では、「通常」「普段」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「通常」とは?

特別問題もなく、いつも通りに開店できる状態であると伝えるとき使うのが「通常」【つうじょう】といいます。

例えば、「今週は通常通り営業します」といえば、風が少し強く吹いている状況であっても、いつも通り店を開く意味で使うのです。

また、「通常の液体よりも手肌に優しい洗剤である」と人々に安心して使ってもらえるように伝えます。

このように、普通のもの、状況であると伝えるとき使われている言葉です。

「普段」とは?

日頃という意味で使われている「普段」【ふだん】は、日常を指すときも使われています。

「普段通りに起床した」といつもとなんら変らず起きたことを伝えられるのです。

また、会社に通勤するときは排気ガスが出る自動車よりも、環境を考えて「普段は電車を選ぶ」と伝えます。

このように、日々の暮らしでいつもと変らず行っていることを伝えるときに使うのです。

「通常」と「普段」の違い

ここでは「通常」「普段」の違いを、分かりやすく解説します。

いつも通り問題なく行うと伝えられるのが「通常」です。

「通常営業」といえば、普段通り開店すると伝えられます。

「通常の運転よりも速度を上げて運行する」と社会的に普通の状態であると伝えられるのです。

もう一方の「普段」は日常的に行っていることを伝える際に使われています。

また、転勤した先でも「普段と変らず過ごしています」と近況を心配する人を安心させるのです。

「通常」の例文

・『大雪で店が開くか聞くと、通常通り11時から営業すると分かった』
・『通常通り、申告は3月15日までに税務署の窓口に提出した』

「普段」の例文

・『普段通り始発電車に乗り、1時間かけて大学に通う』
・『普段は東京で生活するが、週末は静岡の実家で過ごす』

まとめ

いつも通りという意味で使われていますが、使い方に違いがあります。

どういったとき使うかに目を向けて、使いこなしてみましょう。