「ステンレス」と「チタン」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ステンレス」と「チタン」の違いとは?言い換え

この記事では、「ステンレス」「チタン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ステンレス」とは?

「ステンレス」とは鉄を中心にクロムと炭素を混ぜた合金です。

鉄に炭素を混ぜた鋼なので強度に優れる上に、クロムを混ぜたことで錆びにくかったり腐食に強いという特性を持っています。

成分の半分以上が鉄なので重いですが比較的安価に作れますし、その他にも様々な特性も持っているため、日用品から様々な機械の素材に使われたり、土木や建築の素材などなどありとあらゆる業界や場所で便利に使われている金属です。

「チタン」とは?

「チタン」とは原子番号22の元素です。

金属としては非常に強度が高く腐食にも強く、それでいて軽いという特徴があります。

また金属にアレルギー反応を起こす人もいますが、チタンは比較的アレルギー反応が起きにくいという特徴もあるため、アクセサリーや義手義足など長時間直接身に着けても問題が起きにくいのも特徴です。

変質しにくいことから食器やインプラントなど口や体内に入れるものにも使われますし、航空機や宇宙飛行のロケットにも最適な金属として幅広く使われています。

「ステンレス」と「チタン」の違い

「ステンレス」「チタン」の違いを、分かりやすく解説します。

鉄にクロムと炭素を混ぜた合金が「ステンレス」で、原子番号22の元素でできた金属が「チタン」です。

どちらも強度や耐食性やリサイクル性が高いという性質がありますが、「ステンレス」は金属としては比較的安く、「チタン」は金属としても高めの金額になります。

「ステンレス」は生活の中で身近な道具にも使われますが重いためアクセサリーなど身に付けるものには使われにくく、「チタン」は比較的軽く金属アレルギーも出にくいためアクセサリーや義手義足など身に着けるものにも使われる金属です。

まとめ

シルバー系の色で様々なものに便利に使われる金属でも、「ステンレス」「チタン」は主成分から全くの別物です。

「ステンレス」は重いですが安価なので部品や建材や道具機械などに使われますが、「チタン」は高価ですが軽く金属アレルギーも起こしにくいので、アクセサリーや義手など身に着けるものや、屋根やロケットのような軽さと頑丈さと安定性を求められる場所に使われます。