「スポーツ」と「武道」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「スポーツ」と「武道」の違いとは?言い換え

この記事では、「スポーツ」「武道」の違いを分かりやすく説明していきます。

「スポーツ」とは?

「スポーツ」とはルールを定めたうえで肉体や技術の優劣を競うことです。

本来は体を使った運動だけに限らない言葉ですが、カタカナ語としては基本的には体を動かして身体能力を競う運動を指し、他者となにかを競う運動であればほとんどの運動がスポーツとして扱われます。

サッカーのようにチームで協力して相手チームと争うものも、ルールが単純で一人でできる徒競走もスポーツであり、何人で行うかやルールが細かく決められているかなどは問いません。

「武道」とは?

「武道」とは戦闘の技術を競技化したものです。

元々武道という言葉は武士道を指したり、武士が戦闘の技術を伝えるために体系化した武術や古武道を指す言葉でした。

それが第二次世界大戦後に欧米で認められているスポーツと同じように、日本の武術もスポーツとして競技化しようという風向きが強くなり、そういったスポーツ化した武術の競い合いを指すようになったのが現代の武道という言葉です。

そのため武道は刀剣での戦闘術から生まれた剣道や、素手での格闘術から生まれた柔道など、元を正せば戦闘や戦争の技術に由来するものしかありません。

「スポーツ」と「武道」の違い

「スポーツ」「武道」の違いを、分かりやすく解説します。

ルールを定めて体や技術の優劣を競うことが「スポーツ」で、日本に伝わる武術をスポーツ化したものが「武道」です。

「スポーツ」には体操のような体だけでできるものもフェンシングのように戦いの技術から生まれたものもありますが、「武道」は戦いの技術から生まれた競技の中でも日本に伝わる戦いの技術から生まれた種目を指します。

まとめ

ルールの中で体や技の優劣を競う「スポーツ」という概念があり、日本の武術をスポーツの種目に適した形にしたのが「武道」です。

スポーツは運動からそれ以外の競い合いまで幅広い範囲を含む言葉ですが、その中でも運動のカテゴリーで戦いの技術から生まれたものという分類かつ日本に伝わるもの由来のものという狭いジャンルを指す言葉が武道になります。