この記事では、「大福」と「団子」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「大福」とは?
茹でた餡子をもち米で作った薄い皮で包んだ和菓子を「大福」【だいふく】といいます。
甘い餡子をもちっとした薄皮で包みますが、この皮は餡がうっすら見えるほど薄いのが個性です。
噛めば軽く伸びる「大福」は比較的大きいものが多く、食べ応えがあるところが支持されます。
そんな「大福」には幸せな人生になるように、食べると大きな福を呼び込むという意味があるのです。
この名前は、1個でも長い時間お腹が空かないので腹持ちがいいところからきていて、縁起物として「福」が付けられました。
「団子」とは?
丸い形状にして串に刺した和菓子を「団子」【だんご】といいます。
もち米を炊いたものをしっかり潰し、もちっとするまで練り上げるのです。
そのもち米を手の平で小さめに丸めたものを串に3個ほど刺します。
何もかけずにもち米の甘さを楽しむか、甘い醤油のタレを付けた「みたらし団子」は定番の味です。
また、すり潰した胡麻や黄な粉、うぐいす豆など色々な味が楽しめます。
また、「きび団子」はあえて串に刺さず円形状にして食べるのです。
「大福」と「団子」の違い
ここでは「大福」と「団子」の違いを、分かりやすく解説します。
いずれももち米を使った和菓子ではありますが、すり潰した餡子を薄い皮で包んだものが「大福」になります。
食べると福が舞い込んでくるという意味があるためお祝いごとや、めでたいとき配られるのです。
若い世代にはアイスクリームが入っているものや、果物入りの「大福」も人気を集めています。
もう一方の「団子」はもち米を小さく丸め、串に刺して食べる和菓子です。
たいていは甘いタレを付けて、片手で食べられるように工夫してあります。
一方の「大福」は手掴みで食べたとき、手に皮が粘着しないよう表面には片栗粉がまぶしてあるわけです。
まとめ
同じ日本の甘味であったとしても、大きさや味に違いが見られます。
お店で実際に目で見てみたり、味を比べるのも良い勉強方法になるでしょう。