「牛乳」と「乳飲料」はいずれも飲み物に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して認識する必要があります。
この記事では、「牛乳」と「乳飲料」の違いを分かりやすく説明していきます。
「牛乳」とは?
「牛乳」は「ぎゅうにゅう」と読む言葉で、「乳牛の乳」を意味し、「脂肪やタンパク質、ビタミンなどの栄養素が含まれる白色の液体」のことを指します。
殺菌処理などをおこなって飲料するほか、バターやヨーグルト、チーズなどの原料としても使用されています。
「乳飲料」とは?
「にゅういんりょう」と読む「乳飲料」は、「牛乳や乳製品が原材料となる飲み物」を意味します。
主に、「牛乳や乳製品に果汁やコーヒーなどで風味を加えたもの」や「ミネラルやビタミンといった栄養素を加えた飲料」を示します。
「牛乳」と「乳飲料」の違い
「牛乳」と「乳飲料」の違いを分かりやすく解説します。
「牛乳」は「乳牛の乳のことで、栄養価が高い白色の液体」を意味します。
「牛乳」の種類のことを「牛乳類」といますが、そのうち「牛乳」に該当するのは、「原材料が生乳のみ」で「乳脂肪分が3.0%以上、無脂乳固形分が8.0%以上のもの」になります。
「牛乳」は人間用の飲料にしたり、バターやチーズなどの原料になったりするほか、料理やお菓子作りにも使用されています。
なお「牛乳類」には、「牛乳」のほかに「成分調整牛乳」「低脂肪牛乳」「無脂肪牛乳」「加工乳」といった種類があり、「乳飲料」も「牛乳類の一種」に該当します。
「乳飲料」は「牛乳や乳製品を原材料とする飲料」を意味し、「乳固形分が3.0%以上」に定められています。
「乳飲料」は「牛乳以外の成分」を含んでいるのが特徴で、ビタミンやカルシウム等を加えて栄養を強化したもの、コーヒーや果汁・糖分を加えて嗜好性をアップしたものなどがあります。
まとめ
「牛乳」は「乳牛の乳のことで、脂肪やタンパク質、ビタミンといった栄養素が含まれる白色の液体」を示し、「乳飲料」は「牛乳や乳製品に果汁やコーヒー、ビタミンやミネラルなどを加えた飲み物」を示します。
「乳飲料」が「牛乳類」のひとつに含まれる点も覚えておきましょう。
ぜひドリンクの違いを知る参考にしてください。