この記事では、「ラード」と「ポークオイル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラード」とは?
ラードとは、豚の脂肪を精製した食用油のことをいいます。
英語の”lard”をそのまま日本語読みした言葉になります。
動物性油脂の一種で、常温では個体です。
ラードには2種類あり、豚の脂肪100%のものは純製ラード、豚の脂肪に牛脂やパーム油などを加えたものは調整ラードと呼ばれています。
ラードは風味が良いので、豚カツなどフライを揚げる油としてよく用いられます。
植物性の油で揚げるよりも、豚の脂肪に含まれる成分が香りや味を引き立てるからです。
また、ラードはパンやお菓子の材料として用いられることもあります。
「ポークオイル」とは?
ポークオイルとは豚の脂肪から作られる食用油で、精製していないものか荒く精製したものをいいます。
“pork oil”を日本語読みした言葉です。
ポークオイルは白色で、常温だと固形かペースト状になっています。
豚の脂肪本来の風味や味わいが強く、コクがあります。
フライなど揚げ物を調理する際やパン作りなどに用いられます。
「ラード」と「ポークオイル」の違い
ラードもポークオイルも、豚の脂肪から作られる食用油です。
ラードとポークオイルの違いは、精製しているかどうかにあります。
精製しているのがラードで、精製していないか荒く精製しているのがポークオイルになります。
ラードには、豚の脂肪にパーム油や牛脂などを加えて作るものもあります。
ポークオイルの場合には、豚の脂肪のみで作られています。
どちらも豚カツやフライなど揚げ物の調理に使われることが多いですが、豚の脂肪本来の風味が強いのはポークオイルの方です。
まとめ
ラードもポークオイルも、豚の脂肪から作られる食用油です。
精製しているかどうかに違いがあります。
精製しているのがラードで、精製していないか荒く精製しているのがポークオイルになります。
