この記事では、「化学」と「ばけがく」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「化学」とは?
物質を原子レベルで調べて、詳細に解明するものを“chemistry”【ケミストリー】と英語で書いて「化学」【かがく】といいます。
物質が変化するときどのように変っていくか実験したり、過去の資料を見て、正しく解明するのが目的です。
高校で「化学」を習い始め、液体、固体の根本的なメカニズムの反応から性質を割り出します。
また、構造、反応を調べるのです。
また、有機、無機、生物化学があり、自然界にある物質の特殊な性質を見出し、解明して貢献します。
「ばけがく」とは?
「化学」を大学生の間では「ばけがく」といいます。
とくに、「科学」【かがく】を習う大学生の間では「化学」と書いて【かがく】と読むため差別化して「ばけがく」と言うのです。
この言葉が多くの人に知られるようになったのは、「平成狸合戦ぽんぽこ」という映画の中で登場人物が「ばけがく」と使ったことにあります。
この「ばけがく」は物質を分子、原子レベルで調べていき、さらには無機、有機化学から性質や構造を詳しく解明するのが目的です。
「化学」と「ばけがく」の違い
ここでは「化学」と「ばけがく」の違いを、分かりやすく解説します。
自然界にある液体、固体といった物質は何からできているのかを解明するため機能や性質に目を向けるのが「化学」といいます。
構造や特性からまだ解明されていない物質の基本的なことを「化学科」で研究して、結果を出すのです。
高校では「化学基礎」を習い、その後に「化学」を詳しく習います。
もう一方の「ばけがく」は物質を固体や液体のそれぞれが持つ構成を調べて、理論化していくのが目的です。
また、間違って「化」を「ばけ」と読んでしまう人もいて、そのまま認知して「ばけがく」と言っている人も見られます。
まとめ
同じ読み方する言葉ですが、人によっては使い方が違ってきます。
どういったとき使うかに注目して、使い分けてみるといいでしょう。
