この記事では、「粉糖」と「上白糖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「粉糖」とは?
砂糖をきめ細かい粉の状態にひいたものを意味する言葉です。
その名の通り、粒子が非常に細かく、サラサラとした質感を持ちます。
基本的に、通常の砂糖よりも少し高価で、お菓子作りに欠かせない甘味料です。
「粉糖」は、湿気を吸収しやすい性質があり、湿気を吸うと固まることがあります。
そのため、多くの粉糖にはコーンスターチが添加されており、サラサラの状態を保つために工夫されています。
「上白糖」とは?
ショ糖を結晶化させる際に、濃厚な転化糖液を少量ふりかけた結晶状の白い甘味料を意味する言葉です。
きめが細かくしっとりしていることが特徴的で、日本のお菓子作りシーンで頻繁に使用されます。
「上白糖」は、焼き色や焦げ目が付きやすいため、お菓子作りや料理に幅広く活用することが可能です。
「粉糖」と「上白糖」の違い
「粉糖」と「上白糖」の違いを、分かりやすく解説します。
「粉糖」と「上白糖」は、どちらも主にお菓子作りにおいて使用される砂糖の種類を意味する言葉ですが、それぞれに違いがあります。
「粉糖」は、グラニュー糖を細かく粉状にしたものを表現する際に使用する言葉です。
液体に溶けやすいことが特徴として挙げられます。
クッキーに代表されるような焼き菓子に使用すると、きめが細かく、やわらかいながらもサクサクな食感に仕上がります。
その一方で、「上白糖」は、コクのある強い甘みを感じられる砂糖のことを表現する際に使用する言葉です。
保湿性があるため、しっとりと焼きあげられます。
カステラのような焼き目をつけたいお菓子に向いていますが、クッキーに使用する場合は焦げないよう注意しなければなりません。
このように、「粉糖」と「上白糖」は、それぞれ異なる特徴をもつので、自分のお菓子作りに適したものを選ぶことが推奨されます。
まとめ
「粉糖」は、ケーキやクッキーの表面に振りかけるのに適しています。
メッセージアイシングクッキーやマカロンなどにも使われます。
その一方で、「上白糖」は、お菓子作り全般に適しています。
とりわけ、焼き菓子や料理、飲み物に幅広く利用されます。
砂糖の種類によって味や使い方が異なるため、料理に合わせて選んでみましょう。