この記事では、「酸素」と「酵素」の違いを分かりやすく説明していきます。
「酸素」とは?
「酸素」は「さんそ」と読みます。
「酸素」は、「酸素族元素のひとつで、地球上でもっとも多量に存在する元素のこと」という意味があります。
「酸素」の単体は、2原子分子からなる無色無臭の気体です。
空気中に体積で約21パーセント含まれていて、生物の呼吸や燃料の燃焼に不可欠となります。
原子番号は8番です。
「酵素」とは?
「酵素」は「こうそ」と読みます。
「酵素」は、「細胞内で作られて、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをするもの」という意味があります。
たんぱく質を主体とする高分子化合物で、特定の反応だけに働く特異性があります。
「酸化還元酵素」や「転移酵素」、「加水分解酵素」や「脱離酵素」などに大別されます。
酒やみそやしょうゆなどの醸造や、医薬品などに使われています。
「酸素」と「酵素」の違い
「酸素」と「酵素」の違いを、分かりやすく解説します。
「酸素」は、「酸素族元素のひとつで、地球上でもっとも多量に存在する元素のこと」という意味があります。
一方で、「酵素」は、「細胞内で作られて、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをするもの」という意味があります。
このように似た印象のある言葉ですが、全く異なる意味を持つ言葉になります。
「酸素」は空気中に含まれる元素で、「酵素」はたんぱく質の一種という違いがあります。
「酸素」の例文
・ 『酸素が多すぎると、火事が起こりやすくなる』
・ 『標高が高いと空気が薄く、酸素が不足しやすくなる』
「酵素」の例文
・ 『酵素によって、食べ物をしっかりと消化できる』
・ 『酵素を使って、洗濯物を綺麗にする』
まとめ
「酸素」と「酵素」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに済むようになりそうです。