この記事では、「眠り姫」と「いばら姫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「眠り姫」とは?
呪いで永遠に眠ってしまった女性をシャルル・ペローが描いた童話を「眠り姫」【ねむりひめ】といいます。
人間が持つおどろしい怨念や憎しみを描いた話です。
内容としては、王女の誕生日に多くの人を招いたのですが、唯一高齢の仙女だけが呼ばれませんでした。
女は怒り狂い、祝いの席で姫が16歳で命を終わらせると言います。
しかし、招待された妖精が命を奪われるかわりに、100年の眠りにつくように伝えるのです。
それから王女が16歳になったとき、深い眠りから目覚めさせた者と結ばれます。
「いばら姫」とは?
誕生日に呼ばれない仙女が苛立ち、王女を100年の眠りにつかせる話が「いばら姫」【いばらひめ】です。
グリム童話として女の子に人気がある話で、恨みをろこつに表した童話になります。
話では永遠の眠りについた王女が横たわる城が呪いにかけられた日、瞬く間に茨【いばら】に覆われてしまうのです。
そして、永遠の眠りについた王女に対して王子がなんとしてでも近づき、接吻するという話で最後は深い眠りから目覚めます。
「眠り姫」と「いばら姫」の違い
ここでは「眠り姫」と「いばら姫」の違いを、分かりやすく解説します。
仲間はずれにされた仙女が怒り、王女を永遠の眠りに落とす話が「眠り姫」です。
今にも起き出しそうな美しい顔で眠る姫を唯一目覚めさせる人は勇敢な男性の口づけです。
もう一方の「いばら姫」はほとんど「眠り姫」と話が同じですが、永遠の眠りにつく王女が横たわる城が茨で包まれてしまうところが「眠り姫」とは違います。
また、「眠り姫」はシャルル・ペローが原作者で、「眠れる森の美女」として日本では認知されています。
まとめ
姫という点と話の流れとしてはほとんど同じですが、多少の違いが見られます。
どういった点に違いがあるか実際に読み、内容を比べてみるのもいいでしょう。