この記事では、「退職」と「転籍」の違いを分かりやすく説明していきます。
「退職」とは?
「退職」は「たいしょく」と読みます。
「退職」は、「勤めている職を辞めること、現職を退くこと」です。
現在、働いている会社を辞めるとき、「退職」という言葉を使います。
会社の規則で、定年になり会社を辞めることになる場合は「定年退職」と表現します。
また、その時に、雇用主から支給される一時金のことを、「退職金」と呼びます。
「転籍」とは?
「転籍」は「てんせき」と読みます。
「転籍」は、「本籍や学籍などを他に移すこと、所属した組織を辞めて、別の組織に移籍すること」です。
例えば、結婚をすることになって、本籍を新たな場所に移すことがあります。
このような場面で「転籍をする」などと表現します。
また、勤務していた企業から、関連会社に籍を移すような場合、「関連会社に転籍する」などと表現できます。
「退職」と「転籍」の違い
「退職」と「転籍」の違いを、分かりやすく解説します。
「退職」は、「勤めている職を辞めること、現職を退くこと」です。
「転籍」は、「本籍や学籍などを他に移すこと、所属した組織を辞めて、別の組織に移籍すること」です。
似た印象がある言葉ですが、「退職」は「職を辞すること」を意味するのに対して、「転籍」は、「職を辞すること」よりも、「組織を移ること」に重きを置く言葉という違いがあります。
「退職」の例文
・ 『退職したら、のんびり過ごそう』
・ 『退職金を使って、投資をする』
「転籍」の例文
・ 『転籍地は、子供のころからの憧れの場所だ』
・ 『定年前に、転籍を決める』
まとめ
「退職」と「転籍」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。