この記事では、「顆粒」と「固形」の違いを分かりやすく説明していきます。
「顆粒」とは?
「顆粒」は「かりゅう」と読みます。
「顆粒」は、「小さな粒になっているもの」という意味があります。
また、「顆粒」には、「トラコーマにかかったとき、結膜にできる水疱上の粒のこと」です。
さらに「顆粒」には、「細胞や体液内の極めて小さい粒子のこと」です。
粉末よりも粒径が大きい粒を意味して、また粉末を固めて大型の粒に成型したものを指します。
医薬品において、「顆粒剤」としたり、インスタントラーメンに使われるなど食品のスープや、粉洗剤などに使われています。
「固形」とは?
「固形」は「こけい」と読みます。
「固形」は「かたくて一定の形と体積を持っていること」です。
物体は液体や気体になるなどしますが、固体に変化している状態のものを「固形」と呼びます。
水は液体で、水蒸気は気体なのに対して、氷は固体のため、「固形」と言えます。
例えば「固形スープ」は、お湯に溶くと液体に変化するため、スープが固体に変化している状態のものを、「固形スープ」と呼ぶことになります。
「顆粒」と「固形」の違い
「顆粒」と「固形」の違いを、分かりやすく解説します。
「顆粒」は、「小さな粒になっているもの」という意味があります。
一方の「固形」は「かたくて一定の形と体積を持っていること」です。
このように、「顆粒」は「小さな粒のもの」を意味するのに対して、「固形」は「固くて形があるもの」を意味するという違いがあります。
「顆粒」の例文
・ 『顆粒の出汁をお湯に溶いて、味噌汁を作る』
・ 『顆粒の風邪薬を、水と一緒に飲み込む』
「固形」の例文
・ 『お風呂場では、固形せっけんを使っている』
・ 『固形物は、自由に形を変えられない』
まとめ
「顆粒」と「固形」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるのではないでしょうか。