「選定」と「選択」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「選定」と「選択」の違いとは?言い換え

この記事では、「選定」「選択」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「選定」とは?

いくつか並んでいる中から選んで定めることを「選定」【せんてい】といいます。

例えば、品評会に集められた盆栽の中から審査員が形、色、生育といった条件など素晴らしいと感じるものを選ぶ行為を指すのです。

ただ選ぶのではなく、なぜそれがいいか話し合い、評価が高いものであると定めます。

このように、事前に決められた条件に合う「土地を選定する」と伝えるのです。

「選択」とは?

複数ある中から優れていると思う物を選ぶことを「選択」【せんたく】といいます。

自分が描いて良いと思う作品の中から1つだけ選んで提出するのです。

また、「10個ある中から2つ選択する」といえば条件により見合う物を指します。

また、「選択する権利がある」といった使い方するときは本当に良いと思うものを自らが率先して選ぶ余地があるのです。

反対に、「選択を誤った」と自らの愚かな判断ミスを深く反省します。

「選定」と「選択」の違い

ここでは「選定」「選択」の違いを、分かりやすく解説します。

複数ある中で、より条件に合うものを定めて選ぶ行為を「選定」といいます。

恐竜の博物館を建てる土地を複数ある候補から1つだけ選び、決定するのです。

また、集めたデザインの中で1番人気が出そうなものを選び、商品化します。

もう一方の「選択」は本当に自分が必要としている物を選ぶ行為を指す言葉です。

「1番必要な電化製品を選択した」といえば日常生活において無ければ困るものを選びます。

「選定」の例文

・『刀を選定するため、審査員を部屋に集めた』
・『専門家に何度も選定してもらい、最高の家具を届けた』

「選択」の例文

・『知識も資格すらない彼女には選択する余地もなかった』
・『出荷する時間が迫っているので、1番大きいものを選択した』

まとめ

選ぶという意味を含む「選」を使っていますが、「定」「択」にはまた違った意味を含みます。

どういった意味を持つか調べて、使いこなしてみましょう。