この記事では、「通信」と「交信」の違いを分かりやすく説明していきます。
「通信」とは?
「通信」は「つうしん」と読みます。
「通信」は、「手紙などで、自分の意志や様子などを他人に伝えること」です。
例えば、生徒の成績を家族に知らせる書類のことを、「通信簿」と呼ぶことがあります。
また「手紙などの便りやしらせのこと」を「通信」と呼びます。
また、「通信」には、「郵便や電信、電話などによって、情報を伝達すること」です。
例えば、電話で家族と話をするような場合、「電話で家族と通信する」と表現することができます。
「交信」とは?
「交信」は「こうしん」と読みます。
「交信」は、「通信し合うこと」です。
2者間で、あるいはそれ以上の人たちが、「通信」しあう状況を「交信」と呼びます。
例えば、遠く離れた二人が、手旗信号で自分の意志や情報などを伝えあっているような状況は、「手旗信号で交信する」という文章にできます。
「通信」と「交信」の違い
「通信」と「交信」の違いを、分かりやすく解説します。
「通信」は、「手紙などで、自分の意志や様子などを他人に伝えること」です。
一方で、「交信」は、「通信し合うこと」です。
このように、「通信」が、一方からもう一方に情報などを送ることを意味するのに対して、互いが情報を送り合うような場合、「交信」と呼ぶという違いがあります。
一方通行の場合は「通信」、双方向の場合は「交信」という言葉を使ってみましょう。
「通信」の例文
・ 『無線で船と、通信する』
・ 『通信機が故障して、連絡できない』
「交信」の例文
・ 『宇宙人との交信が途絶えている』
・ 『飛行機と、管制塔が交信する』
まとめ
「通信」と「交信」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
違いを知ることで、きちんと使い分けることができるのではないでしょうか。