この記事では、「復活」と「再生」の違いを分かりやすく説明していきます。
「復活」とは?
心臓の動きが止まり、命を終えた者が再び生き返ることを「復活」【ふっかつ】といいます。
例えば、家屋が倒れて圧迫され、心臓が止まった人を医師が懸命に治療してまた元のように内臓が動き出したことを指すのです。
このようなところから、動かなくなった機械を修理して直ったとき「復活した」と喜びますし、村人が減少してやらなくなった祭りをまたやることを「復活祭」といいます。
「再生」とは?
兵士の数が減り、勢いが衰えていた部隊に人を送り込んで力をつけた状況を「再生」【さいせい】といいます。
ここから滅びかけて廃れそうになっていた王国に金が舞い込み、見事「再生」させて勢いをつける場合もあるのです。
また、呼び込まなくなった機械を修理すると音が鳴るようになり、「再生」できる状態を指します。
「復活」と「再生」の違い
ここでは「復活」と「再生」の違いを、分かりやすく解説します。
故障や劣化などの理由で一度その動きを止めたものを修理して、再び動き出すことを「復活」といいます。
死んだ生き物を生き返らせたり、廃れた村がまた元のように活気を取り戻したとき使うのです。
もう一方の「再生」は故障して動かなくなっていたものを修理して元に戻し、動くようにします。
もうあと少しで途切れてしまいそうなものを、また元のように良い状態にすることを指すのです。
この2つの大きな違いは、「復活」が元に戻った様を指しますが、「再生」には立て直すといった意味が強く込められています。
「復活」の例文
・『すでにやめた弁当大会が復活し、地元住民は喜んだ』
・『きれいにゴミを取り除くと機械は動き出し、復活した』
「再生」の例文
・『カセットデッキを再生させると、昭和生まれの兄が喜んだ』
・『DVDを機械に入れて再生すると、家族旅行の動画が流れた』
まとめ
一度廃れたものをまた元のように戻すといった意味で使われています。
ただ、「再生」には動画や音楽を楽しむため動かすところが違うと覚えておくといいでしょう。