この記事では、「焼きとろサーモン」と「炙りとろサーモン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「焼きとろサーモン」とは?
鮭のトロと呼ぶ部位の身を焼いたのが「焼きとろサーモン」【やきとろサーモン】です。
焼く手間をかけているため香ばしさが強く感じられる寿司ネタで、独特な香りと味を楽しめます。
焼く手間をかけると鮭の余分な脂分をほどよく取り除けるので、さっぱりしたトロの寿司ネタになるのです。
色も普通のサーモンより薄く、焼いた線が付いているのも粋な演出になります。
また、皮がパリッと焼いてあり、薄く切った玉葱との相性も良い握り寿司です。
「炙りとろサーモン」とは?
サーモンハラスのとろっとした腹部分を使い、表面に軽く火を当てた刺身を「炙りとろサーモン」【あぶりとろサーモン】といいます。
内臓を守る身は甘みも強く、とろっと舌の上で溶けるところが魅力です。
濃縮した旨みを感じられるのも鮪の大トロに匹敵します。
口の中に入れるとまた品の良い独特の炙った香りが広がり、癖になる寿司になるのです。
店によってはすだちや柚子の絞り汁を付けた寿司を提供していますが、より口の中が柑橘系の良い香りと甘みが相まってトロサーモンの味を引き立てます。
「焼きとろサーモン」と「炙りとろサーモン」の違い
ここでは「焼きとろサーモン」と「炙りとろサーモン」の違いを、分かりやすく解説します。
焼く手間により脂分を減らしているため、後味がさっぱりして食べやすいのが魅力な寿司ネタを「焼きとろサーモン」といいます。
焼くと淡いピンク色となり、香ばしい香りが口の中で新たな調和をもたらすのです。
表面を軽く炙るよりもしっかり焼くため生っぽさが消えて、口の中に入れるとほろっと形がなくなります。
もう一方の「炙りとろサーモン」は軽く切り身の表部分を炙っているので、ほどよく脂が残るのが魅力です。
完全に生でもなく、焼きすぎていない炙りは柔らかさが残っています。
また、マヨネーズや柑橘の汁が合う寿司ネタです。
まとめ
とろサーモンの身にひと手間かけている寿司ネタを2種類ご紹介しました。
ただ、焼くか炙るの違いがあり、味や食感にも異なると覚えておくといいでしょう。