この記事では、「重炭酸」と「炭酸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「重炭酸」とは?
「重炭酸(じゅうたんさん)」とは、「炭酸水素イオン(重炭酸イオン)」のことを指しています。
これは「炭酸水素ナトリウム(重曹)」がお湯に溶けると発生します。
このお湯は弱アルカリ性になります。
そして、英語では「重炭酸」が「bicarbonate」、「炭酸水素イオン」は「hydrogencarbonate ion」、「重炭酸イオン」を「bicarbonate ion」と表記しています。
さらに、「炭酸水素ナトリウム」は「sodium hydrogen carbonate」、「重曹」は「baking soda」の英語表記になります。
「炭酸」とは?
「炭酸(たんさん)」とは、二酸化炭素が水に溶けた弱い酸のことや、「炭酸水」を略した言葉です。
「炭酸水」は二酸化炭素(炭酸ガス)を含んだ水を表しています。
「炭酸水」には「天然炭酸水」と「人工炭酸水」があります。
また、二酸化炭素は状態によって、気体が炭酸ガス、固体はドライアイス、液体は液体二酸化炭素に変化します。
そして、「炭酸」は英語で「carbonic acid」と表記することができます。
「重炭酸」と「炭酸」の違い
「重炭酸」と「炭酸」の違いを、分かりやすく解説します。
「重炭酸」とは、炭酸水素ナトリウム(重曹)がお湯に溶けると発生する炭酸水素イオン(重炭酸イオン)のことを表しています。
一方、「炭酸」とは、二酸化炭素が水に溶けた弱酸を指しています。
「重炭酸」と「炭酸」には、このような違いが見られます。
まとめ
今回は「重炭酸」と「炭酸」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「重炭酸」は重曹がお湯に溶けると発生するもので、「炭酸」は二酸化炭素が水に溶けた弱酸を意味しています。
「重炭酸」と「炭酸」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。