「べっぴん」と「美人」はいずれも人に対して用いる言葉ですが、意味の違いはあるのでしょうか。
この記事では、「べっぴん」と「美人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「べっぴん」とは?
「べっぴん」は「美しい人、特に女性」を意味する言葉です。
また、「特別に優れている品物」「とりわけてよく出来た人物」という意味で使用されることもあります。
漢字では「別嬪」もしくは「別品」と表記します。
「美人」とは?
「びじん」と読む「美人」は「容姿や外見が美しい女性」を意味し、「美女」や「佳人」などと言い換えられる場合もあります。
また、女性だけでなく「外見や容姿が美しい男性」「美男子」のことを意味するケースもあるようです。
「べっぴん」と「美人」の違い
「べっぴん」も「美人」も「美しい人」という意味合いを持つ点は共通していますが、次のような違いがあります。
「べっぴん」は「美しい人」主に「女性」のことを指す言葉で、この意味で使用する際は直後に丁寧や尊敬の意を表す「さん」を付けて「べっぴんさん」のように表現することが一般的です。
また、「他と比べて優れている品物」や「とりわけ器量が良い人物」という意味も含まれています。
なお、「べっぴん」を漢字で表す場合、「美しい人」の意だと「別嬪」、「特別に優れた品」の意だと「別品」と表記します。
一方、「美人」は「容姿が美しい人」を意味し、女性に対して使う機会が多い言葉ですが男性に対して使うことも可能とされています。
「美人」とされる人の特徴としては、「顔の各パーツが左右対称」であること、「おでこの生え際から眉頭、眉頭から鼻下、鼻下から顎」を三分割した際に「1:1:1」の比率になっていること、「鼻と口の距離が近い」ことなどが挙げられています。
まとめ
「べっぴん」は「美しい人、特に女性」「特別優れている品物」「とりわけてよく出来た人物」を示し、「美人」は「美しい女性」「美しい男性」を示します。
「べっぴん」の漢字表記や、「美人」の特徴とされる点についてもチェックしておきましょう。
ぜひ言葉の違いを学ぶ参考にしてください。