この記事では、「ナポリタン」と「ミートソース」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ナポリタン」とは?
輪切りにしたソーセージと玉葱、ピーマンを炒めて、トマトケチャップを入れたソースを使うのが「ナポリタン」です。
トマトの酸味と甘みが前面に出たソースを茹でたスパゲッティと絡めながら炒めます。
味付けは塩と胡椒で整えて、バターで深みを付けるのも美味しく仕上げるコツです。
発祥としては、イタリアのナポリ南部地方で、地元では料理に合うトマトがたくさん獲れたことから地名の「ナポリ」を麺料理の名前として使うようになりました。
「ミートソース」とは?
トマトピューレの中に牛肉と玉葱を炒めて煮たものが“meat souce”「ミートソース」です。
牛肉の旨みがじゅわっと出たソースは赤く、黄色のスパゲッティと色調も鮮やかに出て食欲をそそります。
お好みで粉チーズをかけると深みが出て、より食も進む麺料理です。
元々はイタリアの富裕層が多く住むボローニャ地方の料理でした。
この煮込んだソースはフランスで食べられていた料理でしたが、富裕層が「ミートソース」として広めて食べるようになったのです。
「ナポリタン」と「ミートソース」の違い
ここでは「ナポリタン」と「ミートソース」の違いを、分かりやすく解説します。
2つの麺料理はスパゲッティを使っているイタリア発祥の麺料理ですが、「ナポリタン」はナポリから誕生した料理で、トマトケチャップを使っています。
「ミートソース」はトマトピューレを使っているところが違う点です。
「ナポリタン」の肉はソーセージやハムを使い、トマトケチャップを絡めながら炒めるため、後からソースを混ぜ合わせる必要がありません。
ボローニャが誕生の地である「ミートソース」には牛肉を使ったとろみがあるソースを麺の上に後からかけるので、自分で絡めて食べます。
まとめ
日本でもお馴染みの麺料理を2つご紹介しました。
同じ麺を使っていますが、ソースに使う具や調理の仕方に違いがありますので、比較して異なる点を深堀してみるといいでしょう。