数字入力で認証するシステムとして「パスコード」と「pinコード」があります。
どちらも同じようなシステムですがどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「パスコード」と「pinコード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パスコード」とは?
「パスコード」とは、「ネットワーク上に登録された数字の組み合わせを利用して認証する仕組み」のことです。
主にインターネットサービスで利用されるシステムです。
事前に決められた鍵となる数字の組み合わせはインターネット経由でサーバー上に保管されます。
サービスの利用者が入力した数字の組み合わせをサーバー上に保管された正しい組み合わせと照合し、一致したら認証となりログインやサービスの利用が可能になります。
「pinコード」とは?
「pinコード」とは、「本体に保存された情報を認証する仕組み」のことです。
主にスマートフォンやパソコンのログインで利用される認証方法です。
事前に設定する数字コードはスマートフォン端末やパソコン本体に保存されます。
コード情報はハードウェアに依存するため鍵として使えるのはスマホやパソコンなど決められたハードウェアに限定されます。
「パスコード」と「pinコード」の違い
「パスコード」と「pinコード」の違いを、分かりやすく解説します。
「パスコード」と「pinコード」の違いは「コード情報の保存先」です。
「パスコード」はサーバー上に正しいコード情報が保存されるのに対し「pinコード」はハードウェアに保存されます。
「パスコード」は端末に依存しないのでネットバンキングなど異なる端末からでもアクセス可能なインターネットサービスで使用されています。
「pinコード」はハードウェア依存なので使い回しはできません。
コード情報が端末に保存されているため流出のリスクが低く、セキュリティ的に強力なのがメリットです。
「パスコード」の例文
・『パスコード打ち込んでログインする』
・『パスコードを3回間違えるとロックがかかる』
「pinコード」の例文
・『pinコードを設定する』
・『スマホを落としたがpinコードロックをかけているので安心だ』
まとめ
「パスコード」と「pinコード」は似ている部分もあるもののコードの保存先という明確な違いで区別されています。
ポイントさえ理解すれば難しくないので基準を理解して正しく区別してください。