「内勤」と「事務」はどちらも仕事を指す言葉ですがこの2つは全く別の意味を持ちます。
それぞれ具体的にどんな仕事を指しているのでしょうか。
この記事では、「内勤」と「事務」の違いを分かりやすく説明していきます。
「内勤」とは?
「内勤」とは、「建物の中で働く仕事」を指す言葉です。
会社の中や店舗の中など屋内で働く仕事の総称です。
仕事の種類に関わらず屋内で働く仕事は基本的に全て「内勤」に当たります。
一般的には外回りの営業や配達業務など会社の外で働く仕事を指す「外勤」の反対語として用いられています。
「事務」とは?
「事務」とは、「経営に必要な作業のうち主に机の上で処理する作業」を指す言葉です。
「事務」という言葉が指す範囲は幅広く一言で表現するのは難しいのですが、簡単に言えば机の上で処理できる仕事全般を意味します。
書類作成や電話応対、帳簿付けやデータ入力などを総称して「事務」と表現します。
「内勤」と「事務」の違い
「内勤」と「事務」の違いを、分かりやすく解説します。
「内勤」と「事務」の違いは「基準」です。
「内勤」はオフィス内や店舗内など働く場所を基準にした表現なのに対し「事務」は具体的な作業内容が基準になる、という違いで区別されます。
書類作成などの「事務」は基本的にオフィスで処理する仕事なので「内勤」の一種です。
オフィスや店舗の中で行われる仕事には接客対応や倉庫管理、企画立案など「事務」以外の仕事も存在します。
「事務」は「内勤」ですが「内勤」だからといって「事務」とは限りません。
「内勤」の例文
・『内勤なので運動不足が心配だ』
・『内勤から外勤へ異動になった』
「事務」の例文
・『事務は滞りなく進んでいる』
・『事務の人員を募集する』
まとめ
「内勤」と「事務」は似ている部分もあるものの基準の違いで区別されています。
ポイントさえわかれば難しくないので基準を理解して正しく区別してください。