この記事では、「沸点」と「融点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「沸点」とは?
「沸点」は「ふってん」と読みます。
「沸点」は、「液体が沸騰しはじめるときの温度のこと」という意味があります。
一般的に「沸点」という場合は、1気圧のときの温度を指します。
具体的に、水の「沸点」の場合はセ氏100度となります。
また「沸点」は「沸騰点」と表現することもあります。
さらに「沸点」は「人が怒る時のストレスの程度のこと」を意味することがあります。
すぐに怒る人のことを「彼は沸点が低めだ」などという文章にできます。
「融点」とは?
「融点」は「ゆうてん」と読みます。
「融点」は「固体が融解しはじめるときの温度のこと」という意味があります。
また、「融点」は、「固体と液体とが共存する温度のこと」を意味します。
「融点」は一般的に1気圧のときの温度で表現します。
また「融点」は「融解点」という言葉に言い換えることができます。
「沸点」と「融点」の違い
「沸点」と「融点」の違いを、分かりやすく解説します。
「沸点」は、「液体が沸騰しはじめるときの温度のこと」という意味があります。
「融点」は「固体が融解しはじめるときの温度のこと」という意味があります。
このように、「沸点」と「融点」は、「あるものが変化するときの温度」を意味するという共通点があります。
しかし「沸点」は「沸騰する温度」を意味するのに対して、「融点」は「融解する温度」を意味するという大きな違いがあります。
「沸点」の例文
・ 『標高の高い国は、沸点が下がる』
・ 『沸点を越えると、湯気が出始める』
「融点」の例文
・ 『融点を迎えて、氷が解け始める』
・ 『高い融点を持つ素材で、溶解炉が作られている』
まとめ
「沸点」と「融点」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるのではないでしょうか。