特定のやり方や方法を表す言葉には「流」や「式」があります。
この記事では、「流」と「式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「流」とは?
「流」は音読みで「りゅう」や「る」、訓読みは「流れる」で「ながれる」、「流す」で「ながす」と読む言葉です。
「流」は移動が起きることや広まること、やり方、系統、血統という意味があります。
「○○流」とはその系統や技術を表す時に使う言葉であり、道場の名前や開拓者の名前などが使われます。
日本では古くから様々な剣術が作り出されており、「北辰一刀流」のように使われてきました。
「自己流」とは自分で作り上げた方法を表す言葉です。
「式」とは?
「式」は音読みで「しき」や「しょく」、訓読みは「のり」と読みます。
「式」は一定の作法を使う行事や典礼、一定のやり方、計算の順序や方法を記したものを表す時に使います。
「○○式」とはその技術や方法を表す時に使う言葉であり、主に人名を使うのが特徴です。
「公式」とは公に定められた形式という意味と数学的な法則を表した関係式という意味があります。
「流」と「式」の違い
この2つはどちらも特定のやり方や系統、技術を表す時に使う言葉です。
「流」は「流派」のように伝統的に受け継がれてきた技術や系統に対して使うことが多く、「式」は発見者や開拓者の名前をよく使います。
「流」の例文
・『自己流のストレッチは意外に効いているのですが何か物足りないので動画を調べています』
・『ラーメン店にも流派というものが存在しており、それを比較するのも楽しいです』
「式」の例文
・『数学の公式はなかなか覚えることが難しくテストの点は低かった記憶があります』
・『結婚式の日取りが決まったとの連絡があったので一安心しました』
まとめ
「流」は液体が移動することや広まること、流派、系統、方法という意味があります。
「式」は行事や典礼、一定のやり方、計算の順序や方法という意味があります。