「茶こし」と「ふるい」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「茶こし」と「ふるい」の違いとは?二語の違い

「茶こし」「ふるい」はいずれも道具に関係する言葉ですが、意味が異なるため区別して覚える必要があります。

この記事では、「茶こし」「ふるい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「茶こし」とは?

「茶こし」「ちゃこし」と読む言葉で、「お茶をいれる際に、細かな茶葉などが混じらないようにこす道具」を意味します。

小さいザルのような形状で、網目がついているのが特徴です。

急須などに予め設置されているものや、取っ手がついているものなどがあります。

「ふるい」とは?

「ふるい」「粉状または粒状の物を選別するための道具」を意味します。

網目がついており、網目の周囲を曲げ輪などで囲んであるのが特徴的です。

主に料理や農作業、園芸などの分野で使用されています。

なお、漢字では「篩」と記されます。

「茶こし」と「ふるい」の違い

「茶こし」「ふるい」「網目がついた道具」という点は共通していますが、次のような違いがあります。

「茶こし」「お茶」をいれる際に使用される道具で、細かな茶葉などがお茶に混じりこまないようにする目的で使用されます。

ステンレス製や陶器製、竹製などがあり、スプーンのように取っ手がついているものや、コップのような深い形状のもの、受け皿がついた回転式のものといった種類があります。

一方、「ふるい」「粉状もしくは粒状の物を選別する道具」を意味し、ふるい分けられた物がこぼれないように網目の周囲が囲まれているのが特徴です。

穀物や土などを選り分ける際に用いますが、網目の細かさにバリエーションがあるため用途によって適度な網目の「ふるい」を使い分けます。

料理時に使うものは「粉ふるい」などと呼ばれ、小麦粉などのダマを取り除いたり空気をふくませたりするために使用されます。

なお、「ふるい」を使って選り分けることを「ふるいにかける」と表現しますが、それが転じて「特定の基準や条件に適さないものを除外する」という意味で使用されることもあります。

まとめ

「茶こし」「お茶をいれる際に細かな茶葉などが混じらないようこす道具」を示し、「ふるい」「粉状または粒状の物を選別するための道具」を意味します。

「ふるい」が比喩的な表現で使用されることがある点もチェックしておきましょう。

ぜひ言葉の違いを学ぶ参考にしてください。