「裏ごし器」と「ふるい」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「裏ごし器」と「ふるい」の違いとは?二語の違い

この記事では、「裏ごし器」「ふるい」の違いを分かりやすく説明していきます。

「裏ごし器」とは?

食材をなめらかにするために使用される調理器具を意味する言葉です。

丸い枠に布や馬の尾の毛、ステンレスなどの網を張ったもので、網側を上にしてこしたものを入れる容器の上に置きます。

やわらかく煮た豆やいも、栗、豆腐などの食材を網の上に置いて、へらなどで押しつけるようにして網の目を通し、つぶしてなめらかにしたり、かすを取り除いたりします。

裏ごし器は、食材の粒や繊維を取り除き、なめらかな口当たりにすることが可能であるため、ムースやポタージュ、マッシュポテト、白和えなどの料理に欠かせない道具です。

「ふるい」とは?

粒状のものを入れて振って、網目を通る細かいものをより分けるための道具を意味する言葉です。

円形や方形の枠の下に網を張り、粒状のものを入れてゆり動かし、粒の大小によって選択・分離するために使用されます。

「ふるい」は、穀物の選別や砂と砂利の分別などに使用されており、ほぼ同じ大きさと形の多数の穴をもつ面と、これを支持する枠から成り立っています。

「裏ごし器」と「ふるい」の違い

「裏ごし器」「ふるい」の違いを、分かりやすく解説します。

「裏ごし器」「ふるい」は、どちらも材料を細かく分けるための道具を意味する言葉ですが、使い方に違いがあります。

「裏ごし器」は、基本的に滑らかなペースト状の食材を作るために使用されるアイテムのことです。

その一方で、「ふるい」は、粉類をふるってダマを取り除くのに使用されるアイテムのことです。

ふるいにかけることによって、ケーキやパンの生地がより滑らかに仕上がります。

「裏ごし器」は、食材を押し通す力が必要ですが、「ふるい」は振るだけで良いため、使う力の面でも異なります。

また、「裏ごし器」は、目の細かさが一定で、ペースト状にすることに特化しているのに対し、「ふるい」にはさまざまな目の大きさがあり、用途に応じて選ぶことが可能です。

このように、裏ごし器とふるいは似ているようでいて、その機能と使い方には明確な違いがあると考えられます。

まとめ

「裏ごし器」「ふるい」は、どちらも食材や物質を細かく分けるための道具ですが、使用する目的と対象が異なります。

裏ごし器は食材をなめらかにするため、ふるいは粒状のものを選別するために使用されるアイテムだと言えるでしょう。