この記事では、「披露宴」と「食事会」の違いを分かりやすく説明していきます。
「披露宴」とは?
喜び祝うに値する事柄を発表するために、多くの人を集めて行う会のことです。
この会では、酒を飲んだり、食事をしたりします。
そして、発表をすることが目的なので、集まった人たちに対してめでたいことを報告します。
男性と女性が結婚するときに、この会が行われることがあります。
結婚は一生のうちに何度もあるものではなく、自分一人だけで決められるものではなく、相手の人と一緒になれるのはめでたいことです。
そのめでたいことを報告するために、家族、親戚、友人などを集めて会を開きます。
会が開かれる場所はさまざまです。
たとえば、ホテル、ゲストハウス、レストラン、料亭などが利用されています。
集める人の人数もさまざまです。
数人程度を集めてこじんまりと行うこともあれば、大人数を集めてワイワイと行うこともあります。
ここで出される酒や料理の種類に決まりはなく、会を開く人が選びます。
「披露宴」の使い方
喜び祝うことを報告するために、多くの人を集めて行う会を指して使用する言葉です。
ただの集まりではなく、めでたいことを報告するという目的があります。
「食事会」とは?
人を集めて一緒に食事をする会のことです。
これをする目的は一つではありません。
たとえば、一緒に食事をしたいから、一緒に食事をする人にあいさつをしたいから、お礼をしたいからなどさまざまです。
結婚をする前には、新郎・新婦それぞれの両親が顔を合わせる場が設けられることがあります。
そのときに食事をすることもあります。
その食事会を指して、この言葉を使います。
この会が開かれるのは、食事ができる場所です。
レストラン、ホテル、料亭、カフェなど、食事ができる場所なら、この会はどこでもできます。
何を食べるのかは決められていません。
会に参加する人にアレルギーや苦手なものがないかを確認して、食べるものを選ぶことが大切です。
「食事会」の使い方
人が集まって一緒に食事をすることを指して使用する言葉です。
一緒に食事をする目的がどのような場合でも使用することができます。
「披露宴」と「食事会」の違い
一緒に食事をするという点が似ていますが、同じことではありません。
前者は、喜び祝う事柄を報告するために行う会をいいます。
報告が主な目的です。
後者は一緒に食事をすることです。
報告が目的のものではなく、一緒に食事をしたいだけということもあります。
「披露宴」の例文
・『披露宴に参加する』
・『披露宴の招待状をもらった』
・『披露宴の準備をする』
・『披露宴で会話が弾む』
「食事会」の例文
・『食事会の予定を立てる』
・『食事会に着ていく服を決める』
・『食事会に誘われた』
・『食事会の日程を決める』
まとめ
人が集まって食事をするという点では似ていますが、何を目的に行われるのかという点に違いがあります。