「スパイク」と「アタック」はどちらもバレーボールのオフェンシブなプレーを表す言葉です。
同じような意味で使われている2つの言葉ですが使い分ける基準はあるのでしょうか。
この記事では、「スパイク」と「アタック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スパイク」とは?
「スパイク」とは、「助走をつけて高く飛び上がり腕を振り下ろしてボールを強く相手コートに打ち返すプレー」を指すバレーボール用語です。
バレーボールではブロックを除き3回の接触で相手コートにボールを返さないといけません。
相手から打ち込まれたボールを拾う「レシーブ」から攻撃に備えて打ちやすい所にボールをあげる「トス」へとつなぎ、相手コートに強く打ち返す攻撃のラストプレーが「スパイク」です。
相手が拾えないよう腕を強く振り抜き早いボールを打ち込みます。
「アタック」とは?
「アタック」とは、「相手に対する攻撃の意図を持ったプレー」を表すバレーボール用語です。
相手がボールを拾えず得点になるよう意図した攻撃全般を指します。
「スパイク」と「アタック」の違い
「スパイク」と「アタック」の違いを、分かりやすく解説します。
「スパイク」と「アタック」の違いは「プレーの内容」です。
「スパイク」は高く飛んだ後に腕を素早く振り下ろしてボールを強く打ち返す動作を表すのに対し「アタック」は相手チームに対する攻撃の意図を持ったプレーを指す、という違いで区別されます。
基本的にバレーボールのオフェンシブなプレーは強くボールを打ち返すのが基本なので「スパイク」と「アタック」はほぼ同じ意味で使われていますが「アタック」は必ずしも強く打ち返す動作だけに限定されません。
通常3回で返すところを2回で返すプレーを「ツーアタック」と呼んだり後衛の選手による攻撃参加を「バックアタック」と呼ぶように、具体的な動作に関わらず攻撃の意図を持ったプレー全般が「アタック」です。
「スパイク」の例文
・『スパイクを打つ』
・『ブロックでスパイクを防ぐ』
「アタック」の例文
・『アタックが決まった』
・『高い打点でアタックする』
まとめ
「スパイク」と「アタック」は似ている部分もあるもののプレー内容の違いで区別されています。
ポイントさえ理解すれば難しくないので基準を理解して正しく区別してください。