「完了」と「終了」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「完了」と「終了」の違いとは?二語の違い

この記事では、「完了」「終了」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「完了」とは?

完全に物事が片付いて終わったといえる状況を「完了」【かんりょう】といいます。

例えば、依頼された校正や作成を終えた時点で作業が終わったと伝えるのです。

また、申請に必要な書類の提出から写真撮影など必要なことをすべて「完了」しておかなければ、旅行当日に問題が起きる場合があるのでやり終える必要性があります。

使い方としては、「壁の修理は16日に完了します」と依頼者に伝えるため建築現場でもよく使う言葉です。

「終了」とは?

物事が終わる段階で使うのが「終了」【しゅうりょう】です。

例えば、店が閉める時間になったときは「今日の営業は終了しました」と伝えて、中に入れないと知らせます。

また、もうこれ以上は工員を働かせられない時間であるときは「作業をこれで終了する」と工場長が指示を出して終わらせるのです。

使い方としては、「来月の4日に訓練は終了する」といつ終わるか具体的に述べます。

「完了」と「終了」の違い

ここでは「完了」「終了」の違いを、分かりやすく解説します。

修繕や修理、点検といった依頼された作業がすべて終わったと伝えるのが「完了」です。

主に、必要な工程をすべてやり終えたときに使われています。

もう一方の「終了」は試合や調査、訓練など物事が時間になって終わると伝える言葉です。

試合では終わりを告げるとき、審判が笛を吹いて「試合終了」を知らせます。

また、被災地への支援を放送局が募るcmを流すのは今週で終わりにするとき使うのです。

「完了」とは?

・『店で購入したドラム洗濯機の設置が30分で完了した』
・『今日、収穫した人参の洗浄と袋詰めが完了した』

「終了」とは?

・『今月の食事提供は明日で終了と書いてあった』
・『高速道路の事故処理は午前中で終了していた』

まとめ

「了」を使っていますが、「完」「終」にはそれぞれまた違った意味が込められています。

どういう意味を含むか漢字の意味を調べてみれば、使い方が分かるようになるでしょう。