「準チョコレート」と「純チョコレート」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「準チョコレート」と「純チョコレート」の違いとは?二語の違い

この記事では、「準チョコレート」「純チョコレート」の違いを分かりやすく説明していきます。

「準チョコレート」とは?

「準チョコレート」とはチョコの原料であるカカオ成分の少ないチョコレートです。

チョコレートはカカオの胚乳を原料として作っていますが、全重量の15%以上で脂肪分が18%以上ココアバター3%以上だと、準チョコレート生地という区分になります。

カカオはチョコレートを作る上でコストの掛かる部分でもあるので、その割合が低めの準チョコレートは比較的安価で作れますが、カカオ成分が少ないためどうしてもチョコレートらしさのもととなるカカオの風味は少ないです。

「純チョコレート」とは?

「純チョコレート」とはチョコレートの中でも特に厳格な規格のチョコレートです。

カカオ成分はココアバターかそれとカカオマスだけ、脂肪分はココアバターかそれとミルクに含まれる脂肪だけ、糖類はショ糖のみに限られ全重量の55%以下のものだけが純チョコレートとして認められます。

またそういった規格に合ったチョコを使っていても、チョコケーキなどチョコ以外のものを使ったお菓子には純チョコレートという言葉を使えず、文字通り純粋なチョコレートだけが純チョコレートです。

「準チョコレート」と「純チョコレート」の違い

「準チョコレート」「純チョコレート」の違いを、分かりやすく解説します。

カカオ成分の少ないチョコレートの規格が「準チョコレート」で、使える材料が制限された純粋なチョコの規格が「純チョコレート」です。

「準チョコレート」はカカオ成分が少ないためカカオの風味が大人しいですが、「純チョコレート」は逆に余計な成分が含まれていないためより強くカカオの風味を感じさせます。

まとめ

「準チョコレート」はそもそものカカオ成分自体が少なく、「純チョコレート」はカカオの風味を邪魔しかねない成分が少ないのでカカオの風味を強く感じるのが特徴です。

読み方こそ同じですが、チョコとしての特徴は正反対と言えるでしょう。