この記事では、「風邪」と「インフル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「風邪」とは?
「風邪」とは、そのように呼ばれるウイルスに感染したことで発症し、発熱や喉の腫れ、関節痛、及び食欲不振や胃腸の不調などを引き起こす疾患です。
この「風邪」のウイルスは、実に200種類以上存在しており、一度感染したものには免疫ができる為、それには再び感染しないと言われていますが、数が数なので、また別のウイルスに感染してしまうと同じく「風邪」にかかってしまうことになります。
ウイルスごとにかかった時の症状が若干異なるものの、ほとんど同じ為、まとめて「風邪」と表現されており、特効薬といったものはなく、各症状の緩和になる対処療法しか行うことができません。
「インフル」とは?
「インフル」は、「インフルエンザ」を略した言葉で、「風邪」より各症状が重いことが多く、重症化することもある危険な疾患の1つです。
こちらは3種類のウイルスが確認されています。
それぞれA型、B型、C型と呼ばれており、これら全てに効果がある予防接種が、世に聞く「三種混合ワクチン」です。
そのような予防接種によって抗体を作ることで、数ヶ月はかからないようになるものの、1年はもたずに抗体が失われてしまう性質から、これが流行る冬のシーズンの前には毎年摂取が必要になります。
抗生物質による治療が行われる場合がありますが、ウイルス自体にそれが効く訳ではなく、併発する恐れのある疾患を予防の為に服用するものだと考えてください。
「風邪」と「インフル」の違い
「風邪」と「インフル」の違いを、分かりやすく解説します。
「風邪」の重いものが「インフル」だと思われているかも知れませんが、違うウイルスに感染したことで発症する別の疾患になります。
「風邪」であれば、栄養を摂って大人しくしていれば数日で自然に回復することがほとんどですが、「インフル」となると、もっと日付が掛かったり、重症化することも珍しくありません。
「風邪」と思われる症状で、なかなか自然に回復しない場合には、一度医療機関で「インフル」かどうか診断してもらう方がいいでしょう。
まとめ
「風邪」と「インフル」は、このように違います。
症状が似ているので、同じようなものだと考えている人も多いかも知れませんが、全く別の疾患です。