「模範」と「規範」の違いとは?分かりやすく解釈

「模範」と「規範」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「模範」「規範」の違いを分かりやすく説明していきます。

「模範」とは?

「模範」とは?

「模範」とは、見習う対象と表現することができます。

「彼を模範にするように」と使われると、その彼は見本だと言っているのと同じで、それが本来、そうあるべき姿だと解釈すると分かりやすいでしょう。

記述問題における「模範解答」と使うと、それに近いほど正しい回答だという意味になり、「模範となるように」と使われた時には、人から見習われるような人間になるようにと言われていることになります。

「規範」とは?

「規範」とは?

「規範」は、守るべき規則や決まりごと、ルールのことです。

その他に、正しいとされることという意味で使われる場合もあり、この場合には上の「模範」と似た解釈になります。

また、評価の基準といった意味でも使える言葉で、「規範に照らし合わせると~」のような使い方ではその意味だと考えていいでしょう。

「行動規範」という使い方がよく見られますが、これは、掲げている団体や会社などにおけるルールで、それに沿った業務活動を心掛ける、その内容に反しないという決まりになります。

「模範」と「規範」の違い

「模範」と「規範」の違い

「模範」「規範」の違いを、分かりやすく解説します。

「模範」は、見習うべき対象で、そうあるべき(それが正しい)姿という意味になる言葉で、「規範」は、広義にルールのことだと解釈できます。

「規範」は、文章としてまとめられている場合がほとんどで、先の「行動規範」も、明確なそれが存在して、初めてそれがそうだと表現されるものです。

「模範」の方は、そのような言動、立ち振る舞いなどといった、文章で表現する以外の見本となるものに使われることが多い言葉ですが、「模範解答」のように、きちんとした文章として残される場合もあります。

まとめ

まとめ

「模範」「規範」は、どちらもそれが正しい形や姿だという解釈できる表現ながら、このように違う言葉となっています。