この記事では、「有形固定資産」と「無形固定資産」の違いを分かりやすく説明していきます。
「有形固定資産」とは?
「有形固定資産」とは、形のある固有資産と表現される対象で、土地や建物がその代表的なものだと考えていいでしょう。
企業であれば、所有している自動車やパソコン、その他の設備などもこれに当たり、これをいかに少なくするかという税金対策は、もはや必須だと表現してもいいくらいです。
その為に、リースというシステムを利用して、自動車やパソコンなどはそれによって借りているという扱いにすることで、それらに対して発生する税金が掛からなくなります。
オフィス自体も所有物件でなければ(間借りしているだけであれば))、この「有形固有資産」には当たりません。
「無形固定資産」とは?
「無形固定資産」は、主に企業の所有する特許権や商標権などのことです。
これらは形として存在はしませんが、それらによる利益を得ることができる為、立派な「資産」という扱いになります。
尚、これにも減価償却期間というものが存在し、特許権は8年、商標権は10年となっています。
それぞれ取得から年数が経つごとに資産価値が落ちていき、それらに対して発生する課税額も減少していきます。
「有形固定資産」と「無形固定資産」の違い
「有形固定資産」と「無形固定資産」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは形があるか無いかの差で、共に課税対象になります。
減価償却期間後にはそうとはならない為、「有形固定資産」は、先に挙げたリースによってその期間中は借りているという扱いにし、課税対象にならなくなった後でリースアップ品として買い取る(資産価値がありません)、または新たな物をリースすることで、極力課税されないようにするという手段が企業の税金対策としてとても有効になります。
まとめ
「有形固定資産」と「無形固定資産」は、このような違いになります。
どちらも企業でないと、あまり耳にすることはない言葉です。