この記事では、「惑星」と「衛星」の違いを分かりやすく説明していきます。
天体にまつわる知識を身に付けていきましょう。
「惑星」とは?
惑星(わくせい)とは、太陽の周囲をグルグル回っている星のこと。
火星や水星、金星や土星をあらわします。
宇宙の図鑑に必ず載っている、人気の天体が惑星になります。
ちなみに太陽系の惑星は、全部で8つあります。
もっとも太陽に近いものは水星、もっとも遠いものは海王星です。
それぞれの星はそれぞれ違う速さで、太陽のまわりを回っています。
この速さのことを公転速度と呼んでいます。
惑星がどう生まれたのかは謎が多いのですが、太陽が誕生した後のガスや塵のかたまりがくっついて、ひとつの星が産声をあげたといわれています。
いずれも肉眼もしくは天体望遠鏡で見える天体で、宇宙のロマンを感じさせてくれます。
「衛星」とは?
衛星(えいせい)とは、惑星の周囲を回っている天体のこと。
有名なものには、月があります。
月は地球の周囲をまわっていて、太陽の光を反射しながら美しい輝きをはなっています。
ちなみに冥王星という惑星には、5つの衛星がまわっています。
いずれも星空の研究家が、少しずつ発見したものです。
宇宙はとても広いので、現在わかっている以上の、無数の衛星があるといわれています。
また人工的に作られた衛星は「人工衛星」と呼んでいます。
人工衛星は地球から打ち上げられた、人工の物体のこと。
空に打ち上げられると、軌道にそって地球を周回していきます。
この仕組みを応用したものに、天気予報やカーナビの位置情報、BSの放送があります。
身近な社会で活躍しているのが衛星です。
「惑星」と「衛星」の違い
それぞれ宇宙に輝く星です。
「惑星」と「衛星」の違いを、分かりやすく解説します。
・太陽と惑星と衛星
惑星はおもに、太陽の周囲をまわっている天体です。
そして惑星を中心に、まわっているのが衛星になります。
惑星の例として、火星や水星、地球や土星などがあります。
そして衛星のひとつに、月が挙げられます。
それぞれ何を基準に回っているかによって、呼び名が変わっています。
このように天体が同じ方向に向かって、いつも同じ速度で回っているのは、太陽系の軌道にあるからです。
そのため24時間365日ぶつかることなく、おだやかに回転を繰り返しています。
また衛星と聞いて思い浮かべるのが、人工衛星です。
人工衛星はテレビやカーナビの電波を、宇宙の空から送り届けています。
そのため私たちの生活に、間接的に役立っているものは衛星です。
惑星と衛星は似ているようで、少しずつ表情が違っています。
まとめ
「惑星」と「衛星」の違いを分かりやすくお伝えしました。
惑星とは太陽の周囲を、回っている天体のこと。
地球や火星、金星や冥王星が一例にはいります。
そして衛星とは、そうした惑星のまわりを回っている天体です。
それぞれ同じスピードを保ちながら、一定の周期で周回しています。
宇宙の知識を増やしていきましょう。