この記事では、「じりじり」と「じわじわ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「じりじり」とは?
「じりじり」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ゆっくりと少しずつ進んだり引いたり様子」という意味で、わずかだが確実に近づいたり遠ざかったりする様子のことです。
2つ目は「イライラして集中できない様子」という意味で、思い通りにならずに落ち着きがなくなる様子のことです。
3つ目は「太陽が焼け付く様に強く照り付ける様子」という意味で、太陽の強い日差しが肌に刺激を与えることです。
4つ目は「油などが焼ける音」という意味で、食べ物が焼ける時に染み出す音のことです。
5つ目は「ベルの鳴る音」という意味で、目覚まし時計や始業ベルなどの鳴る音のことです。
上記に共通するのは「刺激を感じる」という意味です。
「じりじり」の使い方
「じりじり」は「ゆっくりと少しずつ進んだり引いたり様子」「イライラして集中できない様子」「太陽が焼け付く様に強く照り付ける様子」「油などが焼ける音」「ベルの鳴る音」という意味で使われます。
副詞として「じりじりする・した」「じりじり近寄る」「じりじり焼ける」などと使われます。
基本的に、ゆっくりと近寄ったり遠ざかったりする様子や、刺激を感じて焦る様子に使われる言葉です。
「じわじわ」とは?
「じわじわ」の意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが少しずつ、確実に進行する様子」という意味で、少しずつ増えて行く様子のことです。
2つ目は「液体が少しずつしみ込んだり、にじみ出る様子」という意味で、液体が浸透する様子のことです。
3つ目は「ある感情が少しずつ芽生える様子」という意味で、人や物から刺激を受けてある思いが少しずつ生じることです。
上記に共通するのは「少しずつ増える」という意味です。
「じわじわ」の使い方
「じわじわ」は「ものごとが少しずつ、確実に進行する様子」「液体が少しずつしみ込んだり、にじみ出る様子」「ある感情が少しずつ芽生える様子」という意味で使われます。
副詞として「じわじわする・した」「じわじわくる・きた」「じわじわ染みる」などと使われます。
基本的に、あるものごとが少しずつ進行していく様子に使われる言葉です。
「じりじり」と「じわじわ」の違い
「じりじり」は「ゆっくりと近寄ったり遠ざかったりする様子」「刺激を感じて焦る様子」という意味です。
「じわじわ」は「あるものごとが少しずつ進行していく様子」という意味です。
「じりじり」の例文
・『トップ集団にじりじりと迫ってくる』
・『待ちぼうけをくわされてじりじりする』
・『灼熱の太陽がじりじりと肌を焦がす』
・『駅で発車ベルがじりじりと鳴る』
「じわじわ」の例文
・『借金がじわじわと増えていく』
・『薬剤がカーペットにじわじわとしみ込む』
・『時間が経ってじわじわと彼を好きになる』
・『この動画はじわじわ来る』
まとめ
今回は「じりじり」と「じわじわ」について紹介しました。
「じりじり」は「少しずつ近寄ったり遠ざかったりする」、「じわじわ」は「少しずつ進行する」と覚えておきましょう。