「感心」と「感動」という表現はどのように違うのでしょうか。
それぞれ日常生活でもよく使う言葉ですので、しっかり理解しておきたいものです。
ここでは「感心」と「感動」という表現について意味と違いを説明していきます。
「感心」と「感動」各々の解釈
「感心」と「感動」のそれぞれの意味や使い方の解釈をします。
「感心」の意味や使い方
「感心」というのは「何かに対して褒めたい気持ちになる」という意味です。
例えば、子供がお年寄りを助けている姿などを見ると「褒めてあげたい」と感じるのではないでしょうか。
この表現はビジネスシーンでも用いることが可能であり、例えば「部下のプレゼンには感心したよ」などと使えます。
ただしこの表現は目上の人には使わないほうが無難です。
「感心」という言葉には暗に評価するというニュアンス含まれますので、目上の人には避けましょう。
「感動」の意味や使い方
「感動」というのは「美しいものや素晴らしいものに接して強い印象を受け、心を奪われる」という意味になります。
例えば素晴らしい芸術作品を見て「感動する」という人もいるのではないでしょうか。
ワールドカップなどの試合やコンサートを目にし、「感動する」という人もいるかもしれません。
あるいは映画を見て「感動する」ということもあるのではないでしょうか。
「感心」と「感動」の違い
「感心」にも「感動」にも、「心に深く感じる」という意味があり、何かを見たときに何かを深く感じるという意味では同じ意味を持っています。
しかし「感心」という表現には「優れたものに接する」という評価の意味が含まれており、「感動」という言葉には「優れたもの以外のかわいそうなものや悲惨な物事」なども対象になることがあります。
つまり、「感心」には「優れた者」のみが対象となるという違いがあります。
「感心」と「感動」各々を使った例文と意味を解釈
「感心」と「感動」を使ったそれぞれの例文とその意味を解釈していきます。
「感心」を使った例文と意味を解釈
「小さな子供がお手伝いしている姿を見てとても感心しました」
街中で、小さな子供がお母さんの荷物を運んでいたり、小さな子供がお年寄りを助けていたりすると、「感心する」という人も多いのではないでしょうか。
もしもその子供の小学校などがわかれば、学校に連絡してあげたいと感じる人もいるかもしれません。
「感動」を使った例文と意味を解釈
「あの映画にはとても感動しました」
最後に家族が一緒になれる話など、このような映画を見ると「感動」すると感じる人は多いのではないでしょうか。
動物のストーリーなどに「感動」し、最後は泣いてしまうという人もいるかもしれません。
戦争の話やロマンチックな話なども「感動」するという人は多いのではないでしょうか。
まとめ
「感心」と「感動」は意味が異なります。
混同しないように気をつける必要があります。
意味をしっかりと理解しておきましょう。