「試案」と「思案」の違いとは?意味を詳しく解釈

言葉・言語

日本語には様々な言葉があり、日常生活の中からオフィシャルなビジネスシーンまで、実に多くの言葉が行き交います。

その中で同じ発音をする同音異義語というジャンルの言葉も数多く使われていますが、「しあん」という読み方をするものに「試案」「思案」があります。

今回は、この2つの言葉にフォーカスしていくことにします。

「試案」と「思案」各々の解釈

まず「試案」「思案」それぞれの言葉の意味を解釈していくことにしましょう。

「試案」の意味や使い方

「試案」とは「試みに立てた仮の案」、または「仮の計画や意見」という意味がある言葉です。

本格的にプロジェクトのようなプランニングをする前に「試案」という仮の計画が立てられることがありますが、「未熟な試案」というような使い方をしています。

「思案」の意味や使い方

「思案」「色々と考えること」「いくつのも考えやアイデアを思い巡らせること」という意味があり、「思案に余る」「思案に暮れる」という表現をしています。

「試案」と「思案」の違い

これら「試案」「思案」には、どのような違いがあるのでしょうか?

「試案」「試みに立てた仮の案」ということで、実際に具体的な案が出来上がっている状態でも理解することができます。

しかし、「思案」「色々と考えること」、すなわち「現在、考えている最中」という解釈から、まだ考えがまとまっていない状態にあります。

その点が2つの言葉の相違点となります。

「試案」と「思案」各々を使った例文と意味を解釈

では、ここで「試案」「思案」各々を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。

「試案」を使った例文と意味を解釈

「政府による総理試案は、まだ完全なものではなく、あくまで構想段階と言える」

政府は様々な国の環境や状況を照らし合わせながら、政策を作っていきます。

その段階で首相自ら、「試案」を言葉にすることがありますが、時として政府内のコンセンサスを取っていないために、混乱を招くことがあります。

「思案」を使った例文と意味を解釈

「来年の事業の進め方について、思案に暮れていたが、未だベストな案が浮かんで来ない」

企業が新たな事業を創造する場合、色々な観点から情報を集めて検討することがあります。

しかし、新事業を1人で考えることは大変難しいことです。

ここは多くのメンバーを募って、活発に議論しアイデアを出し合うことで、実現させることができるようになります。

まさに「衆知を集める」ということでしょう。

まとめ

「試案」「思案」の2つの言葉について見てきましたが、これらの言葉はビジネス業界に身を置いている人であれば、よく耳にする言葉でもあります。

それだけに同じ発音となる言葉なので、正しく意味を理解して、適切に使い分けることが求められてきます。

同音異義語には、この他にも混同しやすいものがたくさんあるので、意味が分からない場合は面倒でも、しっかりと調べておくことが大切です。