「朝鮮」と「韓国」の違いとは?分かりやすく解釈

「朝鮮」と「韓国」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「朝鮮」「韓国」の違いを分かりやすく説明していきます。

「朝鮮」とは?

「朝鮮」とは?

「朝鮮」とは、朝鮮半島と呼ばれる地域を指して使われる言葉です。

現在ではその中に、「朝鮮民主主義人民共和国」(以下、北朝鮮)と「大韓民国」(以下、韓国)という2つの国が存在しており、北朝鮮の方は、国家として承認していない国も多く存在します。

お互いの政府が朝鮮半島全ての領有権を主張しており、「軍事境界線」と呼ばれる北緯38度線より北が北朝鮮、南が韓国とされています。

共に実効支配という形で存在している国家なので、現在でもそれが明確な国境という訳ではありません。

「韓国」とは?

「韓国」とは?

「韓国」は、上の説明のように、朝鮮半島の「軍事境界線」より南の部分に存在している国家です。

正確には「大韓民国」と呼びますが、この「韓国」が一般的な通称となっています。

日本とはお互いに、ビザ(査証)なしでの出入国が認められている関係で、この「韓国」の楽曲やドラマは日本でも人気です。

「北朝鮮」とは常に緊迫した関係にありますが、近年ではスポーツを通した交流イベントが増えてきており、そこまで険悪な関係という訳でもなくなってきています。

「朝鮮」と「韓国」の違い

「朝鮮」と「韓国」の違い

「朝鮮」「韓国」の違いを、分かりやすく解説します。

このように、「朝鮮」は、国家としての「北朝鮮」「韓国」をまとめて表現する言葉になります。

ただし、「北朝鮮」は、日本は国家として承認しておらず、先のように、諸外国もそうとは認めていないケースが多いです。

よって、外国との交流がほとんどなく、ロシアや中国が比較的近しい関係だという程度です。

「韓国」の方も、近年の様々な動向から、日本を含め、世界的にあまり歓迎されていないのはご存知の通りで、その為にこの2つの国がまとめて「朝鮮」と、言わば揶揄的に使われることがあります。

まとめ

まとめ

「朝鮮」「韓国」は、このように違います。

「韓国」「北朝鮮」も含め、「朝鮮」と一緒くたに表現することが増えているのは前述の通りです。