「追求」と「追究」の違いとは?意味を詳しく解釈

「追求」と「追究」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは「追求」「追究」という言葉を色々な使っているかと思います。

しかし、これらの言葉の意味を正しく理解して使っているでしょうか? 読み方は「ついきゅう」と読む同音異義語ですが、意味が微妙に異なってきます。

そこでここでは、これら「追求」「追究」について考察していくことにしましょう。

「追求」の意味や使い方

「追求」の意味や使い方

「追求」「それを得ようとどこまでも追い詰めること」という意味を持っています。

使い方は「利潤の追求」というものがあります。

「追究」の意味や使い方

「追究」の意味や使い方

「追究」「どこまでも深く追って、明らかにしようとすること」ということを言っています。

「追求」と「追究」の違い

「追求」と「追究」の違い

では、「追求」「追究」の2つの言葉の意味の違いを見て行くことにします。

「追求」「あらゆる手段をつくして入手すること」という意味であり、「追究」「つきつめて原因を明らかにすること」という意味を持っています。

改めてそれぞれの意味を見て行くと、「追求」「あらゆる手段を尽くして目的のものを手に入れようとする」という物事を追い求めるようなニュアンスがあります。

一方の「追究」は、「真実などをつきつめて明らかにすること」なので、とことん原因を研究するという感じがあります。

「追求」を使った例文と意味を解釈

「追求」を使った例文と意味を解釈

「企業の役割は利潤を追求することですが、そこには社会的な貢献もある」

「追究」という言葉の活用を見ると「利潤追求」がありますが、「利潤追求」は企業の活動でよく用いられています。

しかし、その企業の活動目的は単なる「利潤を追求すること」だけでななく、「社会に貢献する」という役割も担っています。

最近のビジネス業界においては、「利潤追求」だけではなく、このように社会貢献することも、大きな役割であることが、重視されるようになっています。

史上では顧客から信頼を得ることが、結果的に「利潤を追求すること」に繋がっていくと受け止められています。

そのように見ると、「追求」という言葉で、色々と考えさせられることになります。

「追究」を使った例文と意味を解釈

「追究」を使った例文と意味を解釈

「今回のシステムダウンの原因の早急に追究しないと、明日からの事業展開に大きな支障を果たしてしまう」

この例文での「追究」「原因を突き止める」ということですが、企業活動においては、「システムダウン」が致命的なものになります。

そのために、「原因を追究ずる」ことが、最優先事項となるでしょう。

まとめ

まとめ

「追求」「追究」の2つの言葉の意味や使い方を見てきました。

これらの言葉は同じ発音をするので、何となく使っていると誤った使い方になる可能性もあります。

改めてに整理すると、「追求」「あらゆる手段をつくして入手すること」「追究」「真実をつきつめて明らかにすること」となります。

「物事を追い求める」という意味では似たような解釈ができますが、使われるシチュエーションで全く違ってくるので、正しく理解しておくようにしてください。