「南天」と「万両」の違いとは?分かりやすく解釈

「南天」と「万両」の違い動物・植物

「南天」「万両」は赤くて小さな果実をつける似た外観をしている植物の名称ですが、「南天」「万両」の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「南天」「万両」の違いを分かりやすく解説していきます。

「南天」とは?

「南天」とは?

「南天(なんてん)」とは、樹高1~3mになる「メギ科ナンテン属に分類される常緑性の木本植物」で、葡萄の房状に直径4~7mm程度の赤い果実をつけます。

「南天」の葉は互生で、3枚ずつ葉をつける複葉になっています。

「南天」はその「なんてん」の読み方から、「難を転じる縁起の良い植物」とされています。

また「南天のど飴」の商品名で知られているように、「南天」「咳を鎮めて喉の炎症に効く生薬」としても歴史的に利用されてきました。

「万両」とは?

「万両」とは?

「万両(まんりょう)」とは、樹高0.5~1.0mになる「サクラソウ科ヤブコウジ属に分類される常緑性の木本植物」で、サクランボ状に直径6~8mm程度の赤色の果実をつけます。

「万両」の葉は互生で、葉の縁が波打ったような形状をしています。

「万両」は、その名前が大きなお金をイメージさせる縁起の良さから、お正月などの慶事・祝い事の飾り物として歴史的に使われてきました。

「南天」と「万両」の違い!

「南天」と「万両」の違い!

「南天」「万両」の違いを、分かりやすく説明します。

「南天」とは「樹高1~3mのメギ科ナンテン属に分類される常緑性の木本植物」で、「難を転じる縁起の良い植物・咳を鎮めて喉に良い生薬」とされています。

「南天」の赤い果実は、直径4~7mm程度で葡萄の房状につきます。

それに対して、「万両」とは「樹高0.5~1.0mのサクラソウ科ヤブコウジ属に分類される常緑性の木本植物」で、「サクランボ状に直径6~8mmの赤色の果実をつける」という違いがあります。

「万両」は、正月などの慶事・祝い事の飾り物としても使われます。

まとめ

まとめ

「南天」「万両」の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「南天」「樹高1~3mのメギ科ナンテン属に分類される常緑性の木本植物・直径4~7mmの葡萄状の赤い果実をつける」を意味し、「万両」「樹高0.5~1.0mのサクラソウ科ヤブコウジ属に分類される常緑性の木本植物・直径6~8mmのサクランボ状の赤い果実をつける」を意味している違いがあります。

「南天」「万両」の違いを詳しく知りたい時は、この記事の内容を読んでみてください。