この記事では、「カモメ」と「ウミネコ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カモメ」とは?
「カモメ」は、渡り鳥でカモメ科カモメ族という属名がある鳥類でくちばしが黄色でかつ、日本に訪れるのは繁殖期である夏場に訪れる鳥類になります。
なお、雑食性であるが故、漁師の方が捕獲する魚を横取りするなどの知性もみられる鳥類です。
「ウミネコ」とは?
「ウミネコ」は、カモメ科カモメ族の属名があり、こちらも「カモメ」と同じ一族の鳥類です。
違いについては、くちばしの穂先が黒い点が異なる点でかつ、こちらは天然記念物になっており捕獲することすら許されません。
なお、「ウミネコ」と呼ばれる由縁は、鳥類なのに猫のように鳴くが故です。
「カモメ」と「ウミネコ」の違い
両者の違いは、「カモメ」は別に天然記念物ではないうえ、鳴き声もカラスに近いですが、「ヤマネコ」は猫のような鳴き声である点と天然記念物である違いがあり、両者はくちばしの穂先の色で判断します。
「ウミネコ」はくちばしの先端が黒い、「カモメ」は、くちばしのすべてが黄色だと覚えておき、海沿いで見た場合、どちらに該当するかはくちばしで判断するとよいでしょう。
「カモメ」の例文
・『カモメは、害鳥であるが鳥獣保護の観点から殺害はできない』
この例は、「カモメ」という渡り鳥は、人間に害をなすが、簡単には殺処分できないという例です。
なぜなら、鳥獣保護で保護されており、数の減少傾向があるが故、世界で保護を推奨としており、殺害をした場合罰則があります。
「ウミネコ」の例文
・『ウミネコは、害鳥から国の指定天然記念物になった』
この例は、「カモメ」と同じ渡り鳥である「ウミネコ」は数が減少していて日本においては繁殖地になっているエリアにおいては保護対象となったという例です。
よって、殺処分はもちろんのこと、害鳥であっても手出しすることが許されず、人を襲わない限り追い払うことも許されません。
よって、「ウミネコ」の繁殖地に設定されたエリアにおいては「ウミネコ」が人を襲わない限りこちら側が追い払うことは許していないのです。
まとめ
「カモメ」と、「ウミネコ」については、海沿いで見かけた場合、まずくちばしを見て、黄色であれば、「カモメ」でくちばしの先が黒いと「ウミネコ」だと思えばよいでしょう。
なお、鳴き声が猫だった場合、「ウミネコ」になりますので遠くからでも一応確認ができるのですが、あまり近づかない方が良いでしょう。
なぜなら、天然記念物であるが故、人間はあまり手出しができず、場合によっては罰を受けるのは人間側になるのでかかわらない方が良いでしょう。
一方、「カモメ」については、害鳥ですが、こちらも数が減少しているということから鳥獣保護によって守られていますのでこちらも手出しできません。
よって、漁師の方は追い払うことは許されますが殺害するとなると話は別でこちらは違法行為になり鳥獣保護に違反したとなり犯罪となるのです。