この記事では、「カヌレ」と「クグロフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カヌレ」とは?
![「カヌレ」とは?](/sub_images03/00030144_01.jpg)
フランス・ボルドーの伝統的な焼き菓子です。
周囲に溝のある専用の型を使って焼きます。
この型の溝の数は12個です。
菓子の大きさは手のひらにのるほどです。
伝統的には型には蜜ろうを塗って焼きます。
それによって、外側はカリッと、内側はもっちりとした食感になります。
しかし、現在日本で販売されているものは、型に蜜ろうを塗らずに焼いているものもあります。
作り方を簡単に説明します。
型の準備をします。
型を温めておき、そこに溶かした蜜ろうを流し入れて、全体に行き渡るようにします。
すぐに型の中の余分な蜜ろうは取り除きます。
型を伏せた状態で置いておきます。
生地を作ります。
牛乳にバニラビーンズを加えて一晩おいておき、香りを移します。
薄力粉に砂糖を混ぜて、中央をくぼませて、そこに卵黄と卵を加えて混ぜ合わせます。
ラム酒を加えたら一晩寝かせます。
これを漉します。
準備した型に流し入れて、オーブンで焼いたらできあがりです。
「カヌレ」の使い方
フランス・ボルドー地域の伝統的な焼き菓子を指して使用する言葉です。
「クグロフ」とは?
![「クグロフ」とは?](/sub_images03/00030144_02.jpg)
クグロフ型という専用の型を用いて作った、フランス・アルザス地方の焼き菓子です。
おやつとしても、朝食としても食べられています。
この菓子を作るために使用する型は、周囲に溝があり、中央には穴が空いています。
大きさは手のひらほどのものから、手のひらよりも大きなものまであります。
この菓子には、バター、砂糖、強力粉、卵黄が使われ、発酵をさせています。
作り方を簡単に説明します。
強力粉、砂糖、脱脂粉乳など粉類をよく混ぜ合わせます。
卵黄、インスタントドライイースト、水などの液体類もよく混ぜ合わせておきます。
粉類に液体類を加えて手早く混ぜます。
こねたり、引きちぎったりしていき、これを丸めて90分ほど寝かせて発酵をさせます。
型にはバターを塗っておきます。
発酵させた生地を型に入れて、さらに90分ほど発酵させてから、オーブンで焼いたらできあがりです。
「クグロフ」の使い方
フランス・アルザス地方の伝統的な焼き菓子を指して使用する言葉です。
「カヌレ」と「クグロフ」の違い
![「カヌレ」と「クグロフ」の違い](/sub_images03/00030144_03.jpg)
どちらもフランスの一地方の伝統的な焼き菓子で、形が似ていますが、それぞれ別のものです。
前者は型に蜜ろうを塗って焼く特徴があります。
後者は発酵させている特徴があります。
「カヌレ」の例文
![「カヌレ」の例文](/sub_images03/00030144_04.jpg)
・『カヌレをお土産にもらう』
・『カヌレが大好物』
・『チョコレート味のカヌレ』
・『自宅でカヌレを作る』
「クグロフ」の例文
![「クグロフ」の例文](/sub_images03/00030144_05.jpg)
・『クグロフ型を集めている』
・『フランスに旅行に行ってクグロフを食べる』
・『アーモンドの入っているクグロフ』
・『クグロフを朝食に食べる』
まとめ
![まとめ](/sub_images03/00030144_06.jpg)
フランスの焼き菓子である点と形が似ていますが、それぞれ別のもので違った特徴を持っています。