この記事では、「カツ」と「フライ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カツ」とは?
牛や豚などの肉に小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして油で揚げた食べものです。
使用する材料は、牛、豚、鶏などの肉です。
魚介類や野菜を使ったものは、この名で呼びません。
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番で、これらを肉の周りに付着させます。
これを油で揚げ焼きにします。
食材全体がたっぷりと浸かる量の油を使用するのではなく、炒め物を作るときよりも多い量、食材がある程度浸かる量の油を使って焼くように揚げることを揚げ焼きといいます。
作り方を簡単に説明します。
肉の赤身と脂身の境に数か所切れ込みを入れます。
瓶の底などで肉を叩いて薄く伸ばします。
塩・胡椒を振りかけます。
これに小麦粉、溶き卵、パン粉を順にまぶします。
フライパンにサラダ油を入れて熱し、肉を入れて揚げます。
片面3分ほどが目安で、ひっくり返して反対側も揚げます。
こんがりとした色がついたら完成です。
「カツ」の使い方
牛や豚などの肉に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げ焼きにした料理を指して使用する言葉です。
材料が肉の場合をいいます。
「フライ」とは?
魚介類、肉、野菜などに小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして揚げた食べものです。
使用する食材はさまざまで、魚介類の場合はイワシ、サーモン、エビ、イカなど、肉の場合は牛肉、豚肉、鶏肉など、野菜の場合はたまねぎ、じゃがいもなどが使用されます。
サーモンを使ったものの作り方を簡単に説明します。
サーモンは生の切り身を用意します。
これに小麦粉、溶き卵、パン粉を順につけます。
フライパンに油を入れて熱し、先ほどのサーモンを入れて両面を揚げます。
油はフライパンの高さの2cmほどのところまで注ぎます。
片面に焼き色が薄くついたらひっくり返し、反対側を3~4分ほど揚げたて焼き色がついたら完成です。
さまざまな食材が使用されますが、これと同じようなつくり方をします。
「フライ」の使い方
魚介類、肉、野菜などに小麦粉、溶き卵、パン粉をまぶして揚げたものを指して使用する言葉です。
「カツ」と「フライ」の違い
食材に小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけて揚げた食べものという点が共通しています。
違いは使用する食材で、「フライ」は魚介類、肉、野菜などを使用したもの、「カツ」は牛肉、豚肉、鶏肉など肉を使用したものをいいます。
「カツ」の例文
・『カツをがっつりと食べる』
・『カツにはソースがあう』
・『カツとカレーを食べる』
・『たまには自宅でカツを作る』
「フライ」の例文
・『カリフラワーを使ったフライ』
・『フライをたくさん食べる』
・『いろいろな種類のフライ』
・『フライを作った後の片付けが大変』
まとめ
食材に小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げた食べものという点が共通していますが、どのような食材を使用しているのかという点に違いがあります。