「徴収」と「回収」の違いとは?分かりやすく解釈

「徴収」と「回収」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「徴収」「回収」の違いを分かりやすく説明していきます。

「徴収」とは?

「徴収」とは?

「徴収」とは、規定や決まりに沿って、金銭の取り立てを行うことです。

取り立てとは言っても、きついそれの表現という訳ではなく、そのような場合に使える言葉だと考えてください。

例えば、「社内旅行の旅費を社員から徴収する」といったような使い方になり、取り立てとは言うものの、このような用いられ方が多い言葉です。

「スピード違反の罰金を徴収された」などと使われることも多く、そこまで悪いイメージになる言葉でもありません。

「回収」とは?

「回収」とは?

「回収」は、金銭や物品などを集めることの表現になります。

「廃品回収」とすると、使えなくなった物品を集める行為になり、この言葉がよく使われている一例です。

「参加費の回収」とした時には、参加の為に必要になる金銭を集めることで、このような使い方では、「徴収」と使っても構いません。

特に目的などに関係なく、集めること全般に使うことができるので、「答案用紙の回収」「伏線の回収」といったような使われ方もする言葉です。

後者は、それまでに張り巡らされた謎についての解答(それらの問題の「回収」という解釈です)といった表現になります。

「徴収」と「回収」の違い

「徴収」と「回収」の違い

「徴収」「回収」の違いを、分かりやすく解説します。

「徴収」は、支払われるべき金銭の「回収」となる言葉で、その「回収」は、金銭だけに限らず、物品、更には先の「伏線」のような対象にまで使うことができる表現になります。

「徴収」を受けた際には、原則的に内容通りに支払う必要がありますが、「回収」は強制的なものではないことも多く、「回収できなかった」といったような使われ方もまま見聞きします。

まとめ

まとめ

「徴収」「回収」は、このように違う言葉です。

「源泉徴収」という言葉を聞くことがありますが、これは、収入となるべき金銭の中から税金に相当する分が予め取り立てられている(引かれている)ことの表現になります。